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コケ対策とコケ取り用魚種(海水魚)

コケの防止または、コケの発生を少なくする方法

海水魚飼育の場合、多くのアクアリストが飾り珊瑚、岩(ライブロック)、貝類、生き珊瑚などによるレイアウトを考えると思います。これらのレイアウトの内容により魚水槽(魚が主で無脊椎動物は入れない)、無脊椎水槽(魚と無脊椎動物すなわち生き珊瑚などを飼育)に分かれます。ここでは主として魚水槽の場合について記述します。

水槽は、水ができてくると水中の硝酸塩が増え(有機物などの影響栄養分が水に溶け込み)、へどろのようにガラス面やレイアウトの珊瑚などに茶ゴケが発生してきます。これらに対し、最良の方法は、水替えを根気良く毎日でも行い、コケの栄養分を水槽から出してしまうことです。しかし、この水替えは海水を作るなどの手間を含め相当に大変であると共に海水の素の購入費用もかなりかかります。全く水替えを行わなくてすむようになるには相当の経験と知識、これに必要な高価な機材類が必要になります。

簡単な方法としては、コケ発生抑制剤などがあり、結構効果があります。結論的に魚水槽の場合これを利用するのが一番いいと思います。ただ、コケを取る魚、貝もいますのでこれらを水槽内で飼育することで少しでもコケを抑制する(食べさせる)ことが可能になります。

多くの魚は少なからずコケを食べますが、多量に発生するコケに対処するのは無理です。また、フタイロカエルウオ、ヤエヤマギンポなどの藻食性かつ腐肉性である魚もおりますが、食する量と発生するコケの量があまりに違い効果は薄いです。ここでシッタカ貝が一つの有効なコケ取り茶ゴケにはかなりの効果がありますが、ライブロックなどの赤みのある綺麗なコケなども食べてしまうため、飼育する匹数に気をつけましょう。60cm水槽あたり5匹位の目安で飼育するといいと思います。淡水魚水槽におけるプレコのような平たい口でなめ回して茶ゴケを取るような魚がいるといいのですが、せいぜいシッタカ貝程度でしょうか。


右の写真は、シッタカ貝がガラス面のコケを食べているところです。ガラス面だけでなく、ブロック、珊瑚などの細かいところのコケまでをなめ回して食べてくれるすぐれもんですが、飼い方のせいでしょうか、長生きしない。せいぜい3〜6ヶ月位の寿命といったところです。原因はコケが減ってエサがなくなってしまうこと、夏場の温度上昇も原因の一つでしょうか。しかし、偶然かどうかわかりませんが海水の入れ替えの量を減らしたこと、夏場は扇風機をつけて温度上昇を抑えた結果でしょうか、数匹いれた全てが1年半を経過して生存中です。

写真で、右側の白く丸くへばりついている部分が頭で、左側の白くへばりついている部分が胴体です。頭の真中に丸い輪のようなところが口で、ここからコケを食べます

左右に首を振りながらエサを食べ、進んでいきます。ただ、まだらにコケがとれる、貝の動いたあとに縞模様の跡が白く残るなどで、結局はガラス面の掃除をしなくてはなりません。でも、ライブロックのコケ取り、手が届かない部分のコケ取りと、日常のお手伝いさんとしては結構便利ではないでしょうか。


コケの掃除方法

コケはなるべく少ないうちに掃除をしましょう。コケ掃除用の器具が色々売られておりいいものもありますが、はっきりいって殆どが中途半端です。というのは、レイアウトにいろいろなものが使われていますし、かなり狭い部分も多くあります。ガラス面だけを綺麗にするのであれば市販コケ取りを購入して使用するのもいいでしょう。しかし、実際には前記のような部分も多いため結局は手で掃除するのが一番になります。

なお、市販のものを買う時は、掃除したコケが同時に吸い取れ、水槽内に拡散していかないようなものを選びましょう。でないとコケに含まれた有機物を捨てることにはならないからです。手で洗う時は、綿のようなもの(上部フィルタなどのマットが最適)で、ガラス面を拭き、コケを綿の中に吸い込み、拡散しないように外に出して綿を水洗いし、また水槽内を洗う方法を推奨します。

ライブロックは水槽外に用意した海水の中で歯ブラシなどを用いて軽くブラッシングすることでコケを取ることができます。間違っても真水で洗うことのないように注意してください。硝化菌(バクテリア)が死滅してしまいます。飾り珊瑚などは、熱湯につけるとコケが死滅し、ブラッシングでコケが取れ易くなります。ただ、結構コケは頑固な汚れですので強いブラッシングを行わないととれません。特に飾り珊瑚(細かな凹凸がある岩も含め)は目が細かいため歯ブラシでは中々コケがとれませんので市販の薬品などで落すのも手だと思います。



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