Shout

自覚は行動へと帰結する筈だ。勇気を持ちたいと思える幸せをないがしろにするな。


030427-2

先日予告したとおり、今から旅に出ます。
(ゴールデンウィークが出勤日を挟むので、会社には出勤します。
すみません、関係者が見ているかも知れませんので。。。)
とりあえず北へ。

4月はこれが最後の更新です。


030427

forte 1.0のフリー版をダウンロード。
これがあると、DXiのソフトシンセを外部MIDI機器から演奏できます。
また、シェアウェアのDirectiXerを使えばVSTiも制御可能。
つまり「QY70でVSTi、DXiのソフトシンセを鳴らす」という、極楽環境が安価に構築できます。


ひとまず、フリーで優良なVSTi、DXiアナログシンセ「Synth1」、
フリーの6オペレータFM音源エミュレータDXi「VX7
をインストールしてQY70からコントロール。
あとはフリーのサンプラーがあればいいんだけど。。。
VSTiならLoopAZoidがあるんだけども。

とりあえずVX7のところにあるVSampler2.75のデモ(セーブ不能版)をインストール。面白い。
VSampler3も出るらしいし、steinbergのHALionも5月下旬に2が発売。
金さえ出せば、良いサンプラーが手に入る。。。


むむむ。物欲に耽り夜が更ける。


030425-2

ひとまずEUP対応は前回対応分までとしたいと思います。
「EndingSample」につきましては曲自体が完パケてないため(^^;
(万一要望あるようでしたら
ジェスマイヤー宜しく残りをこしらえますが。。。あるとは思えないですし。)

もう一曲は過去の思い出とはならなそうな空気のため。


VGMはゴールデンウィーク中までの公開としますね。


030425

組み込みJavaVMのメモリ不足の問題を、
データをJNI経由でネイティブに置く事によって無理やり回避。
(Cでは、例えばint[4]とint[2][2]で確保されるメモリ量は等しいですが、
どうもJavaは違うよう(後者が多い)。
組み込み技術者がオブジェクト指向言語に翻弄される要因の
片鱗を垣間見た気分。)

LinuxのDNS設定のためにBindを学習。
DNSの末端は、IPとホスト名を結び付けている
順引き、逆引きのインデックスを付けていることを知り、
あまり不思議なことはしていないものだと、ほっとした気分。

納期さえなけりゃ、こんなに楽しい仕事はないと思うんだけども。


030424

物を作る。提案する。成果を出す。これらは表現。
表現は無限に溢れ出る感性や知性を原動力として出る。という理想的な系があります。

しかし、現実にはこれらは有限であり、磨耗し、疲弊します。
こと仕事に関しては表現の要求が常に発生するため、
効率的な表現のために知性や感性がカスタマイズされ、
画一的な表現を生む原因となります。

感性や知性のソースは外界からの印象で、
感性や知性は印象を消化することによって豊かになります。

人は(自分は)怠け者なので、
できるだけ消化の早い、栄養価の高い印象を受けたがります。
そしてそのソースから栄養価の高い表現を行い、好循環を得ようとします。

運良く好循環を得られると、怠け者は印象の咀嚼を怠るようになります。
栄養価の高い木の実を割ることができずに放棄するようになります。

ある日、臼歯の抜け落ちた口内を客観的に見せ付けられて愕然とするのです。


自分にとって求めるべき印象は、音と人と水と緑と論理なんですが、
最近、印象の受け入れや、印象の咀嚼が不足してきている気がします。
で、ちょうど来週ゴールデンウィークになるので、
ひと段落して物を考えるために旅に出ようかと。
そうしますと、ある期間サイトの更新が止まってしまうんですが、
その際、また告知いたします。


030423

4/22付 毎日新聞夕刊には、
イラク戦争を題材とした中学3年生の討論の記事が掲載されています。

その記事中、戦争についてのアンケートの話題あり、
アンケート中、7割(4/23数値修正)が「日本も戦争に巻き込まれる可能性がある」と回答。
シニカルで、冷静で、的を得た見解に思えます。

歴史の書を読み、
戦争を行う人類に対し「過去の人間は愚かだ」と言う者がいます。
彼はとても進化した人類なのかもしれませんが、
過去の人間が全く事情を知らずに争いを求めた、とも思えないのです。

戦争とは、庶民には、地震のようなもの?津波のようなもの?
「そうだ。」と言える人が怖い。


030422

手短ですみません。

インターネット上にある「バイオリズム」で本日のリズムを見たのですが、
「本日は普段より自殺する確率が高いという統計結果が得られている」との回答。


恐ろしい。。。とりあえず、今日は無難に生きます。


030420-2

近所のHard Offを巡ってみると、
ジャンクコーナーに、MT-32が3,000円で存在。
かたや別コーナーには、名機SC-88Proが30,000円弱の値をつけている。
そして足元にはYAMAHAのVL-1が60,000円也。


この価格がお得なのかどうか判断つきかねたのですが、
それらを見逃してついうっかり「タイピング横浜銀蝿」を買ってしまった
自分が間違っていることだけは疑いないと思う。夜露四苦!なにやってるんだろう自分。

QX-1がジャンクで10,000円、というのもありました。
QY-70があるなら不要かな。。。


030420

EUPファイルを作る、と言った舌の根の乾かぬうちに
もうすっぽかして過去作のリメイクに励む(^^;

静岡県の由比(4/23誤字修正)といえば、桜えびが名産です。
で、本日桜えび料理の店に出向き、学生以来久しぶりに生桜えびにありつく。
生しらすより臭みがなく、食感は殻の分少しぷちぷちとした感じ。
これが日本酒と良く合うんです。

昨日は接待で黒はんぺんフライを注文。このところ、おつまみが静岡名産づくし。。。
地場にうまいものがある幸せ。意外と見落としております。


030419

取引先の接待にて、男の生き様を肌で感じたりする(変な意味でなく)。
このような時代になお生き様を貫く姿勢に
奮い立たされると同時に矮小な自分に恥じ入ります。


生き様にインスパイアされる機会があることは恵まれたことです。


030418

一日一曲、TownsのF-Basic386のMMLを移植して、コンパイルしてEUPファイルを作成するのに30分。
このくらいなら会社の昼休みにできそう。

というわけで、少々ずつDRMSX SoundworkのEUPファイルを増やす予定です。
今回のように多少違うものは、期間限定のおまけでアップ、ということで。。。


Windows上での視聴は、EUP player for MS-Windowsを用いることで可能です。
正直、実機と比べても遜色なく聴けてびっくりです。


030416

丁度PVも落ち着いてきており、折りしも仕事がやっぱり佳境なので、
更新が滞るかもしれませんこと予告いたします。。。

おかげさまで、
muzieの4/15付週間ダウンロード回数にて
OYAMADA Dancing(これはある方からの誤植ですが、自分的には大変ヒットです)がinstrumentalで
10位以内に入っていました。本当に有難いことです。



心地よい状況から、頭を上げて現実を見つめなおさなければいけないです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030415-00000237-jij-int

「ならず者」は面白い言葉だと思うのですが、
相手も「誤爆」という言葉をもっと活用すれば良いのだ、と考えてしまうのです。


030415

古いTownsを引っ張り出して、過去のファイルを漁る。

ひとまず、Basic(!)形式のMMLを保護。
また、いくつかのオリジナル曲も発掘する(明日にでも公開いたします)。


030414

閉塞は解決の糸口を見ました。



音楽プログラムの雑誌投稿、といえば、
自分の掲載経験はMSXマガジンのみ
申し訳程度に2〜3回ある位です。
あの頃は「MSX」という共通媒体で競い合う、というイメージがあり
それが創作意欲を掻き立てたものです。
(勿論、原稿料も目的です。て野暮ですか。。)

で、今は「競い合う」というより
「自由な発想で物を作りたい」という欲求のほうが先に立ってしまうのですが、
たまに公募ガイドなど読むと、
いろいろ面白い公募があったりして当時の血が蘇ってしまうことがあります。

ひとまず雑誌のご紹介まで。本当に他意なく、面白くて好きなんです。


030413

閉塞した状況にいたたまれなくなって、
microKORGとQY70に電池を詰め込んで、
海辺で(雨が降ってたので車の中で)弾きまくる、という暴挙に出る(^^;

で、自分としては
冷静なときはMMLでの曲作りが、
感情的なときはキーボードでの曲作りが性に合うな、
と漠然と考えたりしていました。

他の方の音楽入力スタイルって、いったいどのようなものなんでしょう??


030412

※ブルーな独白なんで、元気を保ちたい方は読まないで下さいね。



私事を言えば、どうも昨年から、何かとスランプ気味です。
しかしそういう時は、周りの人間がどれだけ苦しんでいるか、
という想像力が欠如してしまいます。

自分のスランプを免罪符として我侭を通すことで、
本質的な問題から目をそむけながら事態を進める。
自分が今こうして元気なのは多数の方に割りを食わせてるからだというのに。

現代を生き抜くのにそのことを考えないことは得策なのでしょうけど、
挫折に耐える友人がそこにいたときに何も与えることのできない自分がそこに残るんです。


030411

今日から仕事が修羅場確定しました!
で、mckは一時おあずけとなってしまいました。。。

公に出しても恥ずかしくない位のスキルになれたら、某所に匿名にてアップいたします。あうあうあー


030410

mckその2です。
「いかにも3流メーカーがファミコンに移植してみました」
的雰囲気になってしまいました。難しいです。


Robocodeフリークの方に
現在ここを見ていただけているのかどうか分からないのですが、
先月お話したように、
Robocodeにおける自作Micro Bot
射撃アルゴリズム(私家版Virtual Bullets)を公開します。
下記内容を読み解き、応用することによって、
「わりかし敵に当てることのできる」ロボットを
容易に作成することが可能だと思います。
(文章は何だか長ったらしいのですが、
絵を描きながら読めば簡単に理解できることでしょう。)

  1. 敵に対して弾丸を発射するとき、下記情報をひかえる。
  2. (現時点の、敵までの距離) < (現時点の、弾丸の総飛行距離)となるまで、
    毎Tick、弾丸の総飛行距離に弾丸速度を加算する。
  3. (現時点の、敵までの距離) < (現時点の、弾丸の総飛行距離)を満たした直後、

    Math.atan2(
    (現時点の、敵までの距離) * Math.sin(現時点の、自分から敵を見たときの絶対角度)
    + (現時点の、自分のX座標) - (弾丸発射時点の、自分のX座標),
    (現時点の、敵までの距離) * Math.cos(現時点の、自分から敵を見たときの絶対角度)
    + (現時点の、自分のY座標) - (弾丸発射時点の、自分のY座標)
    )

    で、
    (弾丸発射時点の自分の位置から、現在の敵を見たときの角度)
    が求まるので、

    (弾丸発射時点の自分の位置から、現在の敵を見たときの角度)
    - (弾丸発射時点の、自分から敵を見たときの絶対角度)

    を求め、正規化すれば、
    (弾丸が命中するための角度補正値)
    が求まる。

  4. (弾丸が命中するための角度補正値)の統計を取り、
    次回弾丸発射時には最も統計量の多い角度補正値を加味して
    弾丸発射を行う。
  5. 補足:
    (弾丸が命中するための角度補正値)の統計をとる際に、
    の各要素を加味することにより命中率が向上する。


030409

さっそくゲリラ的に初mck。
これ(誤記修正済み)。へなちょこですが。

まずい。面白いですねこれ。。。


030408

muzieに旧作をアップすることについて自身が感じた後ろめたさを突き詰めるに、
言うなれば「ファイナルファイト」の時代に
インベーダーのSEを新曲と吹聴して回っているようなものかな、と漫然と考えたり。
(これはこれで美味しいシチュエーションなのかも知れないが、
自分が知る限り当時のゲーマーにそこまで物わかりのいい人間はいなかった。)

誤解のないように言えばインベーダーのSEは秀作と思います。
このような音を聴くにつけ、演出から「ゲームは非日常である」という主張を感じ、
そこから生まれる自然な安心感が、人間とゲームとの距離を適度に保つ気がするのです。

ゲームのキャラクタがストイックな「シンボル」だった時代、音も同様だった、といいましょうか。
昨今のゲームでもこれらは「シンボル」であることに変わりはないのですが、
豊か過ぎる「シンボル」に+αの欲望を見出し、
その欲望にプレイヤーが制御されることに対して昨今辟易としてしまうことは
自分が年取った証拠だ、と思うと同時に、
今思ったような事実は決して認めてはならないという強い意志が必要とも考える次第。

もしくはその非日常を日常にマップさせるために人間側が行うトリップが
シンボルをトリガとして発動する習慣づけをされ、
「シンボルを相対化したときに感ずる電子音のポップさ」とは別軸として
そのトリガにより分泌されるドーパミンがインベーダーサウンドの先の評価に対し
影響を及ぼしているのかもしれない。これは邪推。


つまりこの話の教訓としては、春ボケ中に無理に考え事をしようとすると思考がよじれる、ということですね。


Inconstant chase(original)が
muzieの4/8付週間ダウンロード回数にて
instrumentalダウンロード回数ベスト10入りしていて心底びっくり
(聴いて下さった方、ご拝聴本当にありがとうございました)。


chiptune関連雑文は、以後ゲリラ的に更新いたします。


030407-2

コナミの「新世SIZER」はSCCの前身とのこと。
SCCは本音源の波形データ量を半分にしてフィルターを取り除いて
モノフォニックだったものをポリフォニック対応したものだそうです。

また、新世SIZERや、その他デジタルシンセにおけるVCO-VCF-VCAセクションは
それぞれDCO-DCF-DCAと名づけられています
(これも自分が無学のためにどちらが一般的な表記なのか分かりかねるのですが。
「デジタル」は「電圧」によって制御され、
今時の「アナログモデリング」は「デジタル」によって制御されることを考えると、
どちらを使っても間違いではなさそうですが。。)。
春先のボケが暁を覚えずに、どうも不確かな記述を続けてしまっているようです。


開き直りまして、更にボケのカミングアウトをします。実は今年初めに絵画商法に引っかかりました(^^;
引っかかった動機は決して邪なものではなく、
店員の営業技術の手腕を内心見くびっていたところ、あっさりつけこまれたという大変痛いありさま。
幸い即日のクーリングオフによって事なきを得たのですが(プロは怖いです。冷やかしは本当によした方がいいです。)、
こちらを見ると昨今の商法はさらに抽象化しているようで。
人間は今や、モノに金を払わず夢や希望に金を払うのですね。。。


否、今そうやって横着に考えた自分こそ、この手の商法に引っかかるのでしょうね。


P.S.

PV数がまた増加しているようですが、VORC様に本サイトをご紹介いただいている模様です。
「セガ体感アーケードゲーム風」と評していただけることは、学生時代にAfter BurnerやOut Runに魅せられた世代としては
それだけで有難いことです。多謝です。

禁を破って、昨日1曲だけ旧作をMuzieに登録してしまいました。
これは、現代のゲーム世代と自分のようなおじさん世代との間で、現在どの位感性がずれているのか確認したいという
欲求の発露でもあります。
(とはいえ、若者からのフィードバックがなければ、それを確認する手段もない。やっぱり春ボケ。)


030407

現在、アナログシンセの音作りの本を読書中。
昔、コナミの「新世SIZER(4/7誤記修正)」(知っている方いるのでしょうか??)をいじっていたときには
さっぱり理解できなかったVCO、VCF、VCAの機能分担が
今は本やネットの平易な表現で無理なく理解できる。良い時代。

Robocodeの為に三角関数を復習していたときと同じような心境。
脳に、普段使わない角度から刺激を与えることが大切ですね。


030406

過去にMSXにて作成した曲をネットに公開します。
過去のストックは部屋の片隅のどこかにあるはずなので、見つけ次第更新するようにします。
東海地震が来る前に探し出さないと!

ここ数年、忙殺を錦の御旗に、過去を振り返るということをまるでしていなかった気がします。
今回のように過去の生成物をまとめることで、
現在の自分の立ち位置を認識できる手がかりになればよいな、と考えたりします。
忙殺と進化に真面目に対応しすぎて自分の居所がわかりにくくなっている方は、
このような手段も試してみると良いかと思います。楽しいですよー。


030405-2

記憶違いをしておりました。
「DROPPER」は、氏の高校時代の作品でした。
DB検索結果はこちら。

現在の数々のプログラマを輩出した「マイコンBASICマガジン」も、とうとう休刊。。。
大変名残惜しい気分です。
自分はプログラム掲載経験ありませんが(ボツ経験はあります!)、
当時を偲び、先程の曲をネットの場末から、べーマガ、そして時代を共にした読者の方々へと捧げます。


030405

ひとまず、これから会社の花見に行かねばなりませんので
(雨が降ってますので、中止の公算大なんですが)、
OPLLを通り越してスーパーミニマルPSGのMP3を再公開しておきます。

Dropper 1-2-FM Medley

現在りぬくす工房のソフト技術、経営担当いわわ氏
中学時代に「マイコンBASICマガジン」誌に応募、掲載されたMSX用ゲーム
「DROPPER」のBGMメドレーです。
チープ過ぎて、プレステ、Windows世代の方には逆に新鮮かも知れません(?)


030403-2

OPLLの音楽に興味を持たれている方もいらっしゃるかもしれないと言うことで、
せっかくなので、自分が知りうる限りでの、
15年ほど前のchiptune(とは当時言わなかった)界隈の状況を
自分中心で、主観でつらつらと。
理解が間違ってたら、突っ込んでくださいね。

1985年、8ビット機が主流の時代、
満を持してNECが、FM音源(OPN)3重和音+PSG3重和音の音源を持つ、ベストセラー機PC-8801mkUSRを発売。
当時小学生だった自分は、
MSX標準装備のPSG3重和音では及びもつかない表現力を持つPCに驚愕したものです。
(当時既に、YAMAHAよりMSX用FM音源カートリッジ、MIDII/F等発売されてました。
しかしそれはプロユースの趣強く、
小学生が「ゲームの代わりにFM音源買って」と気軽に言える物ではなかったと記憶しています。)
アーケードゲームも既にFM音源のみならずPCMまで内蔵していた時代。
SEGAが、「HANG ON」に続く体感ゲームの金字塔、「SPACE HARRIER」を発表した年でもありました。
略称スペハリ。これはOPN3重和音+SSG3重和音+PCMという音源スペック。
1面ボス「スケイラ」2面ボス「アイダ」の、ボス戦で奏でられる鋭利な音色群と、
多数のスプライトをアルゴリズム的に連動させた画面との奇妙な協和は、
見る者に絶望的なまでのインプレッションを与えたものです。

明くる1986年。当時購読していた「マイコンBASICマガジン」誌上にて、
後に「イース」「スキーム」などでブレイクする古代 祐三氏がYK-2なるペンネームで
件のスペハリのメインテーマをPC-8801mkUSR上で奏でるBASICプログラムを発表。
アーケードゲーム界隈では、SEGAの、伝説とまで言われるレースゲーム「Out Run」において、
OPM6重和音(確か)+PCMにて、ゲームを超えたフュージョンを披露。
ここに「YMO」から派生し細々と続いていた「ビデオゲームミュージック(以下VGM)」市場が
大ブレイクする火種が形成されました。
(時代の目撃者として証言します。自分にはこれらの出来事は正に火種でした。)

VGMは以降、OPMに加えリズム隊がPCMによって奏でられる形態から、
徐々にPCMの進出割合が増加していく進化に向かいます。
翻って家庭用ゲーム機、及びPCでは、
コンシューマ機ではPSG、
ミドルレンジではOPN+PSG、
ハイエンドではOPM、
という価格帯による色分けがなされ、
アーケードゲームがこれらの機種に移植されるにおいては、
いかに高スペックな音源で奏でられる音楽が上手にダウンサイジングされるかが、
ゲーマーの興味の一つとして成立する時代でした。
(その他、スプライト機能のダウンサイジングの興味もありましたが、
ここでは論点がずれるため、省略します。)

当時CDは既にありました。
しかし、ゲームデータや音楽をCD-ROMで提供すると言う発想や技術は、
PC-ENGINEのCDロムロム、PC-8801MC、FM-TOWNSの発売まで大衆レベルに落ちることはありませんでした(うろ覚えですが)。
(任天堂の山内社長はスーパーファミコンのゲーム提供もCD-ROMで行うことを拒んだ、という
有名な伝え話が残されています。)

つまるところ、シャープのX68000のように
OPM6重和音+ADPCM、多彩なスプライト機能と言う表現力を持つPCを
自在に操ることのできる人間は神、という認識が、
コンシューマの間で常識のように通用する時代だったとも言えます。

そのような中、コンシューマPCのMSXに
松下よりFM音源搭載パナ・アミューズメントカートリッジ発売(1988年。確か)。
これにより多くのMSXのユーザが安価に、矩形波、ノイズ、1ビットサンプリングを超えた
音の表現方法を入手することができるようになりました。
さらにその後、MSX2+仕様にこの音源スペックが明記されることにより、
この音源は名実ともにMSXの標準音源となったのでした。

この音源のFM音源方式がOPLL。
FM音源は、基本的に複数個の正弦波発振器を直列、並列につなぐ事によって
乗算方式で音色を作成します(基本周波数の発振器を「キャリア」。これに直列に「繋がれた」発振器を「モジュレータ」と呼びます)。
有名なDX-7は発振器(以降オペレータ)が6個。OPM、OPNでは4個。OPL、OPLLでは2個となります。
当然オペレータ数が多いほうが複雑な波形を生成することができます。
しかし、PCMのサンプリング波形がFM音源の表現力を凌駕する可能性をすでに認識していた世代にとって、
OPLLの表現力はデフォルメ的であっても、落胆させるものではありませんでした。

おりしもVGMブーム。
それに便乗するかのごとく、これらの音源に打ち込みを行いながら自己表現するという熱い文化が、
この日本にも確かにひっそりと存在したのでした。


あまりにディープになるといけないので、この辺でおしまいとしましょう(^^;;


030403

Robocode Repository復活です!


4/2のPV数が普段より多く面食らっています。
一時的なmuzie効果と考えられるので、該当のお客様(今日もいますか?)にちょっぴり告知します。

muzieにあげたような、
OPLLで鳴っているようなデータを希望されていたお客様が
ひょっとしたらいらっしゃったのかもしれません。
万一ご要望があるようでしたら、
旧作のMML、Musica形式、KSS形式データをネット公開するようにします。
まずはメールか掲示板にてご一報ください。


4/1はエイプリルフールでしたが、人事異動の通達あり。
日が明けても所属部署が元に戻らないので、ウソではなかった模様。
新しい部署のポテンシャルから考えて、いよいよ
「なんちゃってインターネット冷蔵庫」計画(?)が、仕事のやり方によっては発動の悪寒。。。


030402

仕事にしても何にしても、レイヤーを形成して作業を行うケースが多いが、
少人数で作業を行う場合には、複数のレイヤーを兼任することがまた少なくない。

そのレイヤーでの作業はディープに。
レイヤーの移動は柔軟に行うことが求められる。
頑なさと柔軟さを、個人の中に共存させる必要がある。

そして、レイヤー間の矛盾も、個人が抱えるんだ。
だから、レイヤー間の矛盾の克服は柔軟に、
さらに、レイヤー間の癒着の防止は頑なに行う必要がある。

理性や感性の側面は確かにねじれて存在する。
でも、人間には7つのチャンクがあるのだから、
このチャンクに収まるように理解すればいい。
空間、時間制約は社会的に与えられるが、
第3者から与えられるはずもないチャンク整理の時間は
悪びれずに確保してしまうことが全体の最大幸福に繋がると思うよ。

ただ、他人のチャンクを理解することは大切だが、
他人のチャンクに巻き込まれすぎないことだ。
彼のチャンクはあくまで、彼の都合を反映したチャンクだからだ。

もう一つだけ。チャンクが破綻することを恐れてはいけない。チャンクは道具だ。
チンパンジーはシロアリ取りの枝が折れることで自殺したりしない。

チャンクは必ず進化して再生する。
それまでの間、自分が他人を軽蔑したのと同じだけ、自分が他人に軽蔑されるんだよ。
軽蔑を恐れず開き直らず受け容れること。
自分にとってそれは、
このような文をネット公開することに対して開き直らないことと同義なのかも?


030401

ここ数日、Robocode Repositoryがダウンしているようです。
RoboWikiにも本件について書き込みがありますが、
face2faceRobocode MiniBot Challengeといった
コンテストサイトの定期試合が軒並み順延しております。
個人的には自作Micro Botがface2faceにて
どれだけ頑張れるか見てみたいので、一刻も早いサイトの回復を望んでおります。

実は日曜日に、microKORGの実力を知りたくて1曲仕上げてみました。
前回同様、高校時代の作品のリメイクです。
まず、オリジナルはこちら。1990年の作。
そして日曜日の作品はこちら

13年という刻は、人間という脆い存在をどのように変化させるか?
これはその問いに対する一つの解答、と、なるかしらん???

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