【た】

【第○紀】 だい○き
 中国における、歴史区分。

◆第一紀◆
 記録として中つ国に残る、最初の時代。
時間の始まったところから、モルゴスの追放されるまでが、第一紀にあたる(『シル』)。

◆第二紀◆
 モルゴスの没落後、灰色港とリンドンが開かれた時に始まり、最後の同盟でサウロンが破れ、イシルドゥアが指輪を手に入れた年まで
(『仲間・上』、『仲間・下』、『帰還・下』)。

◆第三紀◆
 最後の同盟でサウロンが破れた後に始まり、指輪戦争後、指輪所持者たちが灰色港から船出したときで終わる
(『仲間・上』、『帰還・下』)。

◆第四紀◆
 指輪所持者が海を渡ったところから。
この時代は「人間の時代」とも言われ、この時代にエルフの大部分は中つ国を去り、
ドワーフやホビットたち、そしてその他の種族もそれぞれ孤立化していき、人間達には彼らがどこへ行ったのか分からなくなってしまった。

【ダグニア】 キャラクター 『シル・上』
 ドルソニオンにおける、バラヒアの12人の仲間のひとり。

【ダゴルラド】 地名 『仲間・下』、『塔・下』、『帰還・上』、『帰還・下』、『シル・下』
 シンダリン語で「戦いの平原」の意。
第二紀に最後の同盟がサウロンを打ち破った場所。
モルドールの主要な入り口であるウドゥーンの北から北東にかけて広がる広大で平坦な草原となっている。

【たての湖】 地名 『仲間・上』、『ホビ』
 はなれ山の南、闇の森の東、早瀬川の途中にある、深く細長い湖。
森の川(タウレドゥイン)がこの湖のところで早瀬川と合流しており、その近くの湖上に湖の町が建っている。

【谷間の国】 地名 『仲間・上』、『仲間・下』、『塔・上』、『帰還・下』
 はなれ山の麓に、バルドの一族によって築かれた王国。
山の下のドワーフと同盟を結んでいるが、指輪戦争においてはサウロンの北方軍に撃破された(谷間の国の戦い)。



【ち】

【小さい人】 Halflings/Little Folk
 ホビットのこと。
ホビットの身長は2〜4フィート(約60〜120センチ)と、人間の半分ほどしかなく、
人間とエルフからは「小さい人」と呼ばれることが多かった。

【力の指輪】 ちからのゆびわ 『シル・下』
 第二紀、アンナタール(サウロン)の助力のもと、ノルドール・エルフによって作られた指輪のこと。



【つ】

【塚人】 つかびと Barrow-wights キャラクター 『仲間・上』、『帰還・下』
 ホビット庄の東、ブランディワイン川の東にある、「塚山」と呼ばれる中つ国でもっとも古い、人間の古墳に住む悪霊。
原作を読んだイメージでは、古墳に棲むアンデッドという印象だった。
 この悪霊たちは、本来アングマールからやってきた者達で、弱点である光を避けるため、
そして自分の身体を求めて、かつて神聖な地として崇められていた塚山に入り込み、
塚山は邪悪で危険な場所となった。

【塚山】 つかやま 地名 『仲間・上』、『帰還・下』
 古森の東にある、古墳群。

【角笛城】 つのぶえじょう 地名 『塔・上』、『帰還・上』、『帰還・下』
 ヘルム峡谷の入り口にある、ローハンの砦。
指輪戦争において、サルマンの軍勢が角笛城を襲った戦いを「角笛城の戦い」という。

【翼を持つ獣】 Winged Beasts キャラクター
 ナズグルが騎乗する生物。
指輪戦争にて、レゴラスに1匹殺され、エオウィンによって2匹目が殺された。

 はるか昔、メルコールによって創られた生き物で、竜に似ているが、竜より古い生き物であるらしい。
鳥のくちばしと鉤爪、蛇の首と蝙蝠の翼を持ち、オークを食糧とした。
この生き物に対してエルフも人間も名前を付けていないため、「翼を持つ獣」と呼ばれる。



【て】

【デアゴル】 キャラクター/ホビット 『仲間・上』、『帰還・下』
 ストゥア族のホビット。指輪の発見者。
イシルドゥアの手から離れた指輪を見つけるが、その場に一緒にいたスメアゴルに殺害され、指輪はスメアゴル(ゴクリ)の物となる。
PJ版では、デアゴルについて触れていないようだ。

【ディオル】 キャラクター 『シル・上』
 ベレンとルシアンの息子。
エルロンドの祖父にあたる(エルロンドの母、エルウィングの父)。
ベレンとルシアンの死後、シルマリルを受け継いだが、フェアノールの息子達に殺された。

【ティヌーヴィエル】 Tinuviel

【ティリオン】 地名 『仲間・下』、『塔・上』、『シル・上』、『シル・下』
 アマンにあるエルフの都。

【鉄の足のダーイン】 キャラクター/ドワーフ 『仲間・下』、『帰還・上』、『帰還・下』
 くろがね山のドワーフの領主。
後に山の下のとなるが、谷間の国の戦いで討ち死にする。

【デネソール】 Denethor キャラクター/人間 『塔・上』、『帰還・上』、『帰還・下』
 ボロミアとファラミアの父。
『指輪物語』の舞台となっている時代の、ゴンドールを支配する執政。
第26代目の執政であり、またゴンドール最後の執政となった。



【と】

【東夷】 とうい Easterlings キャラクター 『仲間・下』、『帰還・上』、『帰還・下』、『シル・上』
 人間の一部族。
背は高くないが、がっしりとした体格で、目と髪が黒く、浅黒い肌をしていおり、「浅黒い者たち」とも呼ばれる。
暗黒の力によって邪悪な人間となった者達であり、歴史上、闇の勢力について戦ってきた。
指輪戦争の時代も、サウロンの兵として荒々しく戦った。

 以前、『二つの塔』というサブタイトルがアメリカで起きた自爆テロを彷彿させる、と問題になったが、
東夷が黒人差別問題にならないかという不安が残る。

【トゥック】 キャラクター 『仲間・上』、『塔・上』、『帰還・下』
 ホビット庄、西四が一のホビットの家系。

【ドゥネダイン】 Dunedain 『仲間・上』、『仲間・下』、『塔・下』、『帰還・上』、『帰還・下』
 ゴンドールとアルノールを興した人々。
ヌメノール人と中つ国に住むその子孫達を指す言葉であるが、普通の人間より寿命が長く、肉体的にも精神的にも強靭である。
また、エルフの影響を多分に受けた、豊かな文化を持つ。

 第二紀にヌメノールに移住した、エダインの子孫達はやがて傲慢になり、力を欲し、
ヴァラールの不滅の地に侵攻を試みたため、エルに故郷の島を破壊された。
この時、節士派と呼ばれる人々はヌメーノルの水没を脱し、中つ国北西部に至った。
そうして、中つ国にゴンドールとアルノールを築く。

 シンダリン語で「西方のエダイン」の意。単数形は「ドゥーナダン」。

【ドゥリン】 Durin 『仲間・下』、『帰還・下』、『シル・上』
 @ドゥリン3世
サウロンがエレギオンを襲撃した際の、モリアの領主だったドワーフ。

 Aドゥリン1世
トーリン・オーケンシールドの先祖であり、ドワーフの7人の父祖の最長老。

【飛蔭】  とびかげ Shadowfax キャラクター/馬 『仲間・下』、『塔・上』、『帰還・上』、『帰還・下』
 指輪戦争の時にガンダルフが乗っていた、ローハンの偉大な馬。

【トーリン】 Thorin キャラクター/ドワーフ 『ホビ』、『仲間・上』、『仲間・下』、『帰還・下』
 ドゥリンの一族のドワーフ。
『ホビット』において、五軍の戦いで討ち死にした。

【トム・ボンバディル】 Tom Bombadil キャラクター

【ドル・グルドゥア】 地名 『仲間・下』、『塔・下』、『帰還・下』
 シンダリン語で「妖術の丘」の意。
第三紀にサウロンが死霊術士としてすごした、闇の森南西部にある、木の生えていない丘の名。

【トロル】 Trolls キャラクター 『仲間・上』、『仲間・下』、『塔・上』、『帰還・上』、『帰還・下』
 メルコールによって創られた、食肉の巨人。
人間の2倍の背丈と図体を持ち、力が強く残虐で、皮膚は岩よりも固かったが、
知性がほとんどなく(トロルの多くは話すこともできない)、日の光を浴びると石化して死んでしまう性質があった。

 指輪戦争では、サウロンによって、より強力なトロルが創られた。
オログ=ハイと名付けられたこの生き物は、非常に機敏でずる賢く、日の光にも強く、
ペレンノール野とモルドールの黒門ですさまじい破壊力を発揮した。

【トロルの森】 Trollshaws 地名
 裂け谷の手前にある、トロルの住む森。
かつてビルボが、ガンダルフや12人のドワーフと旅した冒険(『Hobbit』)で3人のトロルが石になったが、
『指輪物語』でも同じ場所を通っており、メリーとピピンが生きたトロルがいると勘違いして、
一行に緊張が走るシーンがあった。
 劇場版でそのシーンはカットされたが、実は背景にこっそり反映されていた。
フロドがナズグルの剣に倒れ、アラゴルンがサムに「アセラスを知っているか?」と言っている場面、
背景にちゃんと石化したトロルがいるのだ。

【ドワーフ】 Dwarves キャラクター
 人間が作られる前に作られた、頑丈で背の低い種族。
不死ではないが長命である。

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