スティング&スピード
DW−5700C−1V&DW−5600C−1V


スティング
DW−5700C−1V
1987年7月発売

DW−5700Cは、ベーシックデザインの5000番台G−Shock(OLD MODEL)の中でも異質な丸形デザインを持っているモデルといえる。また国内で発売されることはなかった。
元ポリスのスティングが愛用していたことで有名なこのモデルには、『LIVE AID』をはじめ彼が真剣に難民のために演奏し、その後チャリティーマラソンまで走ったという平和に対する魂までもが受け継がれているような気さえする。
スティングモデル5700は彼の生き方における最大の理解者であり、彼の選んだマインド・アピール・ツールの一つであったのではないか。


    

    

    
    



スピード
DW−5600C−1V
1987年6月販売

DW−5600は、メタルケースとスクリューバックを樹脂外殻で覆ったもっともベーシックな5000番台のモデルである。
5600は海外特にアメリカで高い評価を受けており、最近まで生産が続けられていたロングセラーモデルである。
1998年頃までヒートしていた国内でのG−Shockブームは、これら5600・5700が海外で人気があり、それを追いかけるように日本でも火がついた感がある。
いわば凱旋帰国の立て役者的モデルといえるのではないだろうか。
映画『スピード』では、キアヌ・リーブスがスタントマン抜きのハードなアクションをこなしていたが、このキアヌの腕に巻かれていたリスト・ウォッチがDW−5600C−1Vだったのである。
この撮影に使われたGは、スタイリストが用意したものではなく、キアヌ自身が日常愛用していた私物であったという。