Engine

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　TT250Rのエンジンの変更点

エンジンには前期型と後期型があるらしいです。クランクからのブリーザーが前期型。ヘッドからのブリーザーが後期型。94年あたりから、クラッチ・スプリングが強化型（P/N：90501-23763）に変更。シフトアームの取り付け部のクランクケースが強化されているらしいです。なお、エンジン製造番号は刻印されていないので、（4GY1-「ブランク」とモデル番号だけが刻印されています。

　セロー250、トリッカー

TT250Rベースと聞いたのですが、ほぼ流用は不可能です。　腰上のスワップもできません。
エンジンAssyでの載せ換えは不明（というか、未調査）。
　

エンジン載せ換え	エンジンマウント・ボルト位置不明、チェーンライン・不明、エンジンハンガー部違う
クランク	バランサーの取り出し方が違うので流用不可
シリンダー	スタッド位置が違うので流用不可
ピストン	ボア・ストロークが違うので流用不可

エンジンハンガー：シリンダー・ヘッド前側、後上側でフレームに固定している部分、及び、固定用プレート

　

　強化クラッチ・スプリング

SUGOのは7%強化らしいです。　SUGOのマニュアルから抜粋　（他モデルからの流用　モデル不明）
2006/12現在では、TT250Rのオンライン・パーツリストにも、この部品番号と、P/N：90501-23694　の２つが記載されています。　たぶん、下記のスプリング（後期用・純正）はSUGOのと同等品では？
　

部品番号個数価格備考

90501-23763 5 ￥147- 後期型

　
　270ccピストン

ボアアップ用（純正：Φ70mm）のピストンが、数社から販売されています。ハイブリット社のは、納期が長い様です。RC-SUGOからも販売されていましたが、現在はありません。某国産空冷４発のピストンのスキッシュ加工、バルブリセス加工無しでも行ける様です。

MARUKAWA RACING (+0.5mm Oversize Piston)
Vital Sprits (+3.0mm Oversize Piston）

TT250Rは249ccに近かったので、当初は設定されていたオーバーサイズ・ピストン、ピストン・リングが廃盤となっています。　これらを使うと、「250ccを越える」排気量となる為だそうです。　なんだかなあ。

　TT250R・ピストンの概略寸法

　

ピストンピン径	Φ18mm
ピストンTop～ピストンピン穴中心（測定場所：ピストンTop～ピストンピン上端：15mm）＋9㎜	24mm
ピストンTop～Topリング上端	5.2mm
ピストン全高（Topから、スカートに一番長い部分）	47.8mm
バルブリセス	EXT側は中心から27.3mmの位置ほぼ全幅にエッジ最深部：2.6mm

　OS・ピストン（オーバーサイズ・ピストン）

USAのヤマハディラーでは販売してる

・1.0mm純正OSピストン：Φ74mm　256.2cc　純正スリーブをボアアップする必要がある
・0.5mm純正OSピストン：Φ72mm　2??.?cc　純正スリーブをボアアップする必要がある
（ヤマハUSAの販売店からなら購入可能）

・XJR1200 Φ76mm 270.2cc　ピストンピン径はTT250Rと同じ　
　但し、TT250R純正スリーブではスカート部の厚みが0.5mm程度になるはずなので、
　スリーブ打ち替えが望ましい　（使えるスリーブは知りません）

　
　XT250（セロー250）、トリッカーの部品
　

概要 TT250R 価格 XT250 価格備考

オイル注入口 90340-20143 ￥1,407 90340-20002 ￥746 Oリングは同じなので

注入口のOリングは同じ部品なので、注入口は流用できると思います。
価格は、2006/11の価格

　
　デコンプ用メクラ栓

部品リスト（１）シリンダヘッドでは無く、（５）カムシャフト、チェーンのページに記載されています
部品、14：ネジ、15：銅ワッシャー、16：メクラ栓、　14、15は汎用部品も使用できます。　14はネジ径は忘れました。　長さ5mm
オイルに浸かってわけではないので、部品：15（平ワッシャー）が銅である必要はあるのかな（？）

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