E先生の大営業日記 2001年3〜4月
これは「おにょれえええ!!!」な日々を送る私の友人である「E」の酒と涙の営業日記である。

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2001.4.10


年度当初、組織改革の嵐が吹き荒れている。

午前中、定時ミーティングの後で組織改革の人たちが来てミーティング。

午後より次のミーティング向けの資料作成。

15時に完成し、やれやれと思っていたら「準備いいか?」
と呼ばれる。「???」と疑問符なヒト化していると先輩が
「あーすまんすまん言うてなかった。15時からミーティングや」と
再び組織改革ミーティングなヒトとなりはてた。勘弁しちくれよなー。

ここ一二年、資料作成がすごい。

社内向けでも結構な出来具合のものを要求される。

しかも金曜の夕方とかに言われて納期が月曜の朝一だったりする。

「土日やれ」ということなのだが、かといって、代休をくれるわけでもない。

よく上の方々は「いそがしいいそがしい」と口癖のように言うが、
ではわしらは暇なのか?お池の錦鯉のごとく、上からの資料作成
任務を口を開けて待ってるとでも思っているのか?

ちぇっ。

2001.4.9


何週間ぶりかの大営業日記でございます。

てへっ、でありんす。ごめんちゃい、なのでありまする。

でもまー、購読料もとってないのだから許せ許せ。

この前いつから書いてないのだろうとHPを見ると、3/20以降書いていないのだ。

それ以降、2泊3日東京の旅、2泊3日東京京都の旅、1泊2日東京の旅、
と出張にまみれにまみれ、新幹線の売り上げを大幅にのばし、
期末期首精算期間のために自腹立て替えで貯金をおろしまくったのであった。

今週最後の東京日帰り出張で幕を下ろすはずの大出張計画であったが、
突然広島日帰り出張が放り込まれ、あまつさえシステム導入業務をふられたので、
来週再来週とまたまた複数回の東京出張が決まってしまった。

花粉期のティッシュペーパーのごとく、わしの人生はあまりにも
簡単に引き抜かれていくのだ。

あちらこちらの人がわしの顔に”差し押さえ”の札を貼りにくるのだ。

みんなもうちっとわしを崇め奉れよなー。けっ。

しかし、年とともに出張がこたえるようになってきた。
東京大阪3時間の列車移動が腰にくるのだ。

はやくインターネットで人間を添付できるようになってほしいものだ。
(エンコード失敗して蠅人間になったりしてな)

<読書のコーナー>
上記のごとく出張しまくったので、かなりたくさん読んだがわすれた。

2001.3.20


<本日のおにょれえええ!!!>
民よ喜べ。

出勤である。

下々よ歓喜せよ。

休日サービス出勤である。

うれしくな〜い! 全然喜ばしくな〜いっ!!!

この前制作もとから届いた変更PGを見ているのだ。

・・・。がーっ!!! いきなり変じゃねーかっっっっ!!!!!
仕様も変えてるみたいだし。変更履歴を見てみる。

「抽出方法を変更しました」(以下説明なし。ほんとにほんと)

・・・。・・・・・。・・・・・・・!!!

ばっきゃろー!!! 「変更しました」あ???

んなことわかっとるんじゃっ、どこをどう変更したのか
書けよな〜!!! こちらはこちらでオプション入れたり
してるんやから、ちっとは気を利かせよ。

バグ多かったら恥ずかしいのはわかってるけどな、
直したら直したで、全プログラム詳しく履歴書けよなー。
適当に間引いて変更履歴書いてるみたいやけど
んなものタイムスタンプ見りゃバレバレなんじゃっ。

(さすがにタイムスタンプの改竄まではやっていないようだ)

古いプログラム(バグあり)に平気で置き換えて送ってきたりするし。

客に怒られるの、わしらの会社やねんぞ。目から鱗落ちるような
感動もののプログラムはいらんから、「安全で」「まともな」納品物
くれ。

<SEよ>
世のSEどもよ。耳の穴かっぽじってよーく聞きなさい。

上記のごとくドキュメントとかプログラムとか仕様・内容とか、きちんと
プログラマーやプロジェクトを管理しなさい。いますぐしなさい。
ただちに悔い改めなさい。懺悔なさい。許さんけどなっ。

今度おいたかましたら、死ね死ね団にちくるぞ。

2001.3.19


<ほんじちゅのヒックヒック、ウエーーーーン>

おい、幼児退行してるぞ退行。

たくのー、せちがらいよのなかであるっ。

おいおい、漢字入れろよ。

先週、上司からとあるオプションシステムについて、
顧客のところに仕様書を持っていって説明してこい、
と言われ、そのとおりにしようとしたら、その顧客が
「えっ、なにこれ、デモでしょデモ。こんな(ペーパー)の
もらったってわからんよ」とズバビューンな事態になり、
「来週ここでの打ち合わせの後、デモしてよデモ」と命じられた。

御代官様ご無体なー、と思いつつも”お客様は
神様です”的に「わっかりやした」と威勢良く引き受け、
かなりの労力でデモ用データなどを作成しつつも、
勇んで今週のデモに挑んだのであった。

が。蛾。モスラーよっモスラー、ちゃうちゃう。

打ち合わせ途中で顧客「えっ、なにこれ、デモでしょデモ」氏は
「俺今日用事あるから」と抜けるではないか。その人を捕まえて
デモどーするんすかと聞くと、「あっ、忘れてた。上司にしといて」と
風のように去るではないか。憮然としながら打ち合わせ終了を待つが、
そのうち「上司」も他の会議に出るため居なくなるではないか。

シェーン、カミバーック!!!

「ミラー中隊長! 我々はどうすりゃいいんですか!!!」と
下っ端二等兵風に、居合わせた顧客に聞くと
「上司が会議から帰ってきたらやるのかな?」とひじょーに
玉虫カラーな返事。あまり期待はしていなかったが、
結局その「上司」は会議から帰ってこず、先とは別の顧客に聞くと
「あるわけないやん」とキャンセルされてしまった。

うが〜っ! マイガッマイガッマイガッ!!!

サノバビ〜ッチ!!! ミハエルビ〜チ!!!

<大出張である>
水曜から3泊4日で京都とか東京とかに出張に行く。
切符をもらおうと総務に言うと、「切らしてるので勝手に買って」としゃれのように
言われてしまった。部下にそのことを話すと、「よかったですねー、給料日で」
(今日が給料日なのだ)
と何の気なしに言われてしまい、わしもごく当たり前のように「そーやなー」と
答えかけてしまった。

グオオオオオ!!! そんなにビンボーではないぞ!

<読書のコーナー>
「兵士に聞け」「兵士を見よ」 杉山 隆男 新潮文庫
→自衛隊ルポもの。右でも左でもなく、ごく淡々とありのままの
 事実を述べていく。あまりにニュートラルにあろうとするルポのため、
 感動はいっさいないし、作者が答えを導くということもいっさいない。
 これを「つまらん」と言うか「示唆に富んでいる」と言うかは
 読み手によって分かれるであろう。

 わしは結構おもしろく読めたが、すぐに話があちこちに飛び、
 さらにそこから何回もカエルジャンプして、結局戻ってこない
 のには、いささか疲れた。

2001.3.13


<たすけてくれー>
久々である。
民よゆるしたもれ。
控えめに言っても「実に忙しい」のである。

へろへろである。

泣きそうなのである。

便所の壁を蹴る気力もないほどなのである。
いや、蹴りたくないけどな。

<読書のコーナー>
机の周りに何冊かの文庫本が積まれているが、
どれを読んでどれが途中でどの本が全く手を着けていないのか
整理できないほど心そぞろな忙しさである。

<神に告ぐ>
いいかげんわしに安息の日々をよこしたらどうだ?
E先生米搗きバッタな日々ではないか。

2001.3.4


先週出張のおり、ホテルの空調ですこし喉をやられてしまった。ゲホッ。

<本日のおにょれえええ!!!>
今回の出張任務であるが、基本的にはプログラム入れ替えなのであったが、
一つのユーザーではプリンタのリプレイスというものもあった。

前回打ち合わせ時に客から「N社のプリンタを廃棄して、E社の
新規プリンタに換えてくれ」と依頼があり、E社プリンタを準備しての作業であった。

出張に先立ち、会社の方でE社プリンタのLAN設定などを行ったうえで訪問したので、
N社プリンタを外して、E社プリンタを置いて、N社プリンタに挿していたLANケーブルを
E社プリンタに付け替えて、プリンタドライバを入れる、という単純作業のはずであった。

「まー、使うこともないっしょ」と念のためにLANケーブル1本も持参してた。
持っていってよかった、ほんとに。

現地に着いて、「ではこのN社プリンタを外して、新しいE社プリンタ・・・」と
説明し始めると、担当者が「違う」と言い出した。そのN社プリンタは残す、と
言うのだ。よくよく話を聞いて、「では、どのプリンタを廃棄するのか?」と聞くと、
遙か部屋の端にほこりをかぶって何年も使わず放置してあるプリンタを指さすではないか・・・。
・・・。確かにN社のプリンタではある。トホホ。

このままではLANケーブルの数が足らないので、仕方なく持参LANケーブルを使って、
再びフリーアクセスの床をめくってケーブル敷設からやるはめになったのであった。

最初の話の段階で、現物を指さして確認しなかったわしが悪いのであるが、なんか
スゲー腹立つなー。

<読書のコーナー>
「悪徳の都 (上・下)」 スティーブン・ハンター 扶桑社ミステリー
 →おまちかね!ハンターの新作。この本では今までの主人公、ボブ・リー・スワガーのパパ、
  アールの物語である。第二次大戦後、数々の勲章を受章し、除隊したアールに
  二人の男が話しかけてくる。マフィアを摘発する精鋭部隊の教官になってくれという・・・。

  途中トム・クランシーの「レインボー・シックス」みたいになるかとおもいきやそうならず、
  やはりアールは「前線」で危険に身を投じていくのであった。

  摘発部隊をドロップアウトする青年は物語に不要で作品の傷になっているが、そのほかは
  おもしろく、さすがハンター、一気に読ませる。

  尚、ラスト近くにおいて、ボブ・リー・スワガーが最大のピンチに見舞われる(笑)。

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