E先生の大営業日記 2001年7〜8月
これは「おにょれえええ!!!」な日々を送る私の友人である「E」の酒と涙の営業日記である。
2001.8.21
現在21:31。 台風が来ている。 社員は早々に帰宅している。 しっかーし、プロフェッサーEはフロアに一人居残り、明日午前にある 打ち合わせの資料作成をしてるのだ。 うおーん、いきなり昨日夕方に「あさって朝からうち合わせやから」 っていうんだもんなー。 ようやく終わった。ソッコー帰るゾ。 電車とまってたりしたりしてな(プロフェッサーらしいオチか?)。2001.8.11
<アナカナし> さー皆のもの喜びナサーイ。超定番のプロフェッサーE土曜出勤じゃっ。 あまりに毎度のことなので、インパクトもねえか。クヤシー。 「夏休み」? ねーよ、んなもん。くれ〜、チョーダイ、ウオオオオンンン。 <ややっ> 定番と言えば・・・。 先日お上から封書が届いた。 「コイズミくんからの密書か!?」 「Mr.ブッシュからの親書か!?」 「ひょっとしてビルGからの詫び状か!!!???」 と期待したのだが、なんと自動車税の督促状であった。 ああ・・・。そーか今年の分払ったか払ってないか定かでなかったのだが、 やっぱし払っていなかったのね。ぐすん。 「34,500円を至急に納付しなさい」となっている。さらに「これでも 払わなきゃ、滞納処分じゃ」と脅し文句まで書いてある。 てへっ。金ねーんだよ。ボーナス全額銀行にとられたし、九州2往復の 出張旅費も立替払い中だし。 だいたい365日会社で家でドレイの如く働いているこのE様から ゼーキン取ろうってーのかお上は。それじゃああんましじゃあ〜りませんか。 神よ、仏よ、荒みきった現代社会に慈悲の心はないんでっか!? などと愚痴ってはみるものの、やっぱ納税はしないといかんのだ。 真面目に納付した民草どもよ、すまぬすまぬ。大先生としては 臣民に範をたれるべく真面目に納税するべきであった。 なので、払いに行こうと思ってはみたのだが、よくよく見ると 納付期限が過ぎちゃっているのである。 あー、めんどくせー。無視するか。しらんしらんワシャしらん。ほしけりゃ取りにきな。 そーいやこれで3〜4年同じように初回にきちっと納税していないな。 ひどい時には車検切れぎりぎりに検査に出して、自動車税払ってないのに 気づいたときもあったぞ。あはは。そんときゃディーラーに金渡して払ってもらったのだ。 すげー嫌がっていたな、あーはっはっ。ちょーど今年車検だし、その戦法を使うか。 払えよ、真面目に。2001.8.6
<本日のおにょれえええ!!!> 先日、一度仕事で空き室照会したホテルから メールが届いた。 そのホテルのメールサーバーのOUTLOOKに ワシのメールが残ってたんだろうが、 なんとウイルスメールであった。そのホテルのメールサーバーが トロイの木馬型に感染し、無作為にワシ宛にも送ってきたのであった。 シルカムという、はやりもののウイルスだ。 どうなったかって? 会社のメールサーバーでウイルス検知して削除。 ここまではいい。ここで終われば大円団だ。 し・か・し。 その後、会社から「事情報告書」をだせ! 送り元との関係も説明しろ! 送り元に電話して経緯を聞き出せ! PCを完全スキャンして感染しなかった証拠(LOG)もだせ! と犯罪者扱いであった。 部長代理様からもけっこういわれた。 俺がわるいんか??? ほぼ一日つぶすのであった。 たとえて言うと、青信号で横断歩道を手を挙げて 横断中にはねられたみたいな気分だ。 <頼む> ウイルスメールおくらんとってくれよー。たのむぞー。 ウイルスチェッカーいれようなー。 <標語> E先生殺すに刃物は要らぬ。 ウイルス一つ送ればよい。 はーこりゃこりゃ。ぐすっ。2001.7.31
<ゲームのコーナー> 先々週、かなり長い間ほったらかしてあった、 「HUNTER×HUNTER 幻のグリードアイランド」を 再会する。確か仲間を変えて、最後の修行地、塔の中からだ。 地下150階からリスタート。地下160階ぐらいで早くも飽きてきた。 いったい何階まであるんやろう・・・。もうセーブアイテムないから ミスれんしなー。などと、数階層クリアしてはビールを飲んだり たばこを吸ったりしながら、クリアする。地下200階まであったのだった。 いよいよボスキャラに挑む。前回圧倒的屈辱的に力負け&射程距離負け してるので、今回は地下200階の塔で集めまくったアイテム「ハンディボム」を もてるだけもって挑む(このアイテムは、フロアの敵全体にかなりな ダメージを与える、いわばヒキョーなアイテムである)。 序盤いきなり全員でハンディボムを使いまくる。ボス周辺の 中ボス消滅。気をよくしてウリャウリャとハンディボムを使い切る。 てくてくと近づいて肉弾攻撃したらボスはそっこー消滅した。 なーんだ、簡単ではないか。 人生もこんなに簡単だったらいいのに。 <わしもついにサミットに> 今日課のミーティングで、明日の社内打ち合わせに出るように 言われた。内部監査に向けての、部門サーバー管理者間会議のようなものだと 言われて、「うむうむ」と思っていた。 まるで世の中が「E先生でなきゃイヤ」とか「プロフェッサーのインフラ能力を持って あたらなければ解決しないのだ!」とかいってるもたいじゃん。かっちょいいじゃん。 じゃんじゃん言葉になってはしまいましたが、とにかくまー認められるのは いいことである。マイ・ノーズ・たかだーかなのであった。 まるでG7に参加する先進国首脳コイズミのごとく、議事案内を待ちわびておったのだが、 さきほどメールで案内があった。ふうむふむ。 ・・・。 ・・・・・。 ・・・・・・・・。 その会議の実体は、「インフラ関係資料のゴミ掃除・キャビネット整理」なのであった (安全対策上、綺麗にしていないと監査で指摘される)。 ぬわーんですってえええええええ!!!!! 一気に超後進国奴隷者会議の様相を呈したのであった。やだよーん。 *作者注:「後進国」は差別的放送禁止言葉かもしれないが、目くじら立てない よーに。「許せませんですわ、そんな表現」 とか 「差別のない宇宙船地球号創世に向けて断固プロフェッサーEの発言撤回を求めーーーーーる!」 とか言うあやしげ偽善臭プンプンな輩は今後見ないように。 「正しい日本語をつかいませう」などと言う大正美人風浴衣の人妻の、たおやかなる 団扇のひとふりふたふりごとに、揺れるうなじのほつれ毛が二三本、打ち上げ花火に キンチョウの夏・・・。というのならいいぞいいぞどんどんご愛読下さい。はーはー。 ワシはなにをいっておるのだ。2001.7.29
<ふふふ、は〜はっは!> うっれちー・うっれちー、にっちよー出勤だじょい! ざっけんなーーーーーーーーーーーーー!!! 先週末お客さんに呼ばれて、来週頭に同行営業訪問 のうちあわせを行った。わしは実はこの件に関しては 全く実入りのない、我が社にとっても金にならない お手伝い業務なのである。でも、お客さんから 「どーしてもインフラ面でE氏を貸してくれ!」と言われたので、 そこまでいうならやったりましょう! どどどーーーーんと いったりましょう! と軽々しくも協力を申し出ていたのである。 上司も「あんなん(わしのことだ)でよかったらなんぼでも 使ってやって下さい」といっていたのだ(本当にこういった)。 実はこの業務に関しては、3週間前ぐらいからごしごしと インフラ関係の絵やら資料をたくさん作って、一回目の 営業訪問は成功したのであった。やれやれまずは 大成功、これから現行環境を調査して 実際にインフラ構築をするはずであったのだ。 <本日のおにょれえええ!!!> だが。だっがっーーーーー! 先週末の打ち合わせは何かというと、業務システムの打ち合わせで、 これについてはわしはノータッチのはずなので、「ふむふむへいへい」と 軽く議事内容を聞き流しておったのであるが、なーんたる悲劇が来たことか。 (このへんでBGMに「地獄の黙示録」のがながれる) 終わり間際、お客さんに「ではこの資料を××さん(我が社だ)ところで 頼むね」と振られてしまった。あまつさえ「土曜ちょこちょこっと、すぐできるやろ」と 鬼の宣言をされてしまった。 うう。まー、そりゃなー、わしの土日は特にデートとか家族サービスとかの必要性が 金輪際無いし、この時節柄、あまりの酷暑に一日中寝てるわけにもいかんのであるが、 それにしてもなー。よくも他社の人間の土日を軽々しくつぶせるもんだ。 あまりのショックに帰社後10分ぐらい眉間にしわを寄せてたばこを吸ってしまった。 BGMにはチィゴイネルワイゼンがよく似合うはずだ。 富士には月見草、プロフェッサーEにはチィゴイネルワイゼンか・・・。 あはは。じぐじょー、うおおおおんん。 <読書のコーナー> 「新宿熱風どかどか団」 椎名誠 朝日文庫 →「本の雑誌血風録」の続編。おもしろいなー、シーナは。 「カレーの雑学王」 とことんカレー研究会 青春出版社 →タイトル通りの内容。雑学とはいえ、各センテンスの内容が あまりに薄いため、「へー、ふーん」で終わる。雑学とはこういうものなのだろ うが、 ちょっと期待はずれ。 「エンデュアランス号漂流」 アルフレッド・ランシング 新潮文庫 →アムンゼンに続いて南極大陸横断に挑む探検家シャクルトン。 しかし南極圏で氷に閉じこめられ、漂流・沈没。残るのは船から回収できた 乏しい食料と装備のみ。 雪上車も局地無線機もない時代に、17ヶ月に及ぶ 乗組員28名の奇跡の生還劇がここに始まる。 こんなに感動した本は実に久しぶりである。「北壁の死闘」以来であろうか。 おそらく今年これを越える本は出てこないであろう。 仕事や人生に行き詰まった時、是非ともこの本を読んでみてほしい。 希望と勇気を捨てない限り、人間にはものすごいソコヂカラがあるのだと この本は教えてくれる。 実に感動的な実話。いちおしである。2001.7.21
<出勤> プロフェッサーEに土曜出勤の命が下る。 今後の会社方向の戦略案の立案か!? はたまた現在担当の業務プロジェクトの 計画案見直しか!? ドキドキ・・・。 な・な・な〜んと、驚くなかれ、いやそこの君ちょこっとは 驚いてもいいんだが、ユーザー引っ越し手伝い業務なのであった。 やめれ〜!!! <出張> この前の日記で鹿児島出張の話を書いたが、結局 別の仕事が入ったので行かずに済んだ。やれやれ と思っていると来週のSQLシステム導入指導で 行かなければならなくなった。いいように使われてますな。 <弐号機> このHPの作者が何日か前に「扇風弐号機を購入した」と 書いていたが、わしも業務身代わり弐号機がほしいぞ。 「E弐号機」か〜。あっはっは、自分でも嫌やな(涙)。2001.7.10
皆の衆よ、久しぶりである。 いそがしーのである。 今何をやっているかというと、汎用機の巨大COBOLシステムを PC版COBOLに移植しているのである。大変なのである。PC版COBOL に移すので「簡単」だと思ってはイケンのである。まず、PC版には「JCL」 などというものが存在しない。ファイル管理とかSORTとか、汎用機OS 簡易言語とか、全部一からつくらにゃイケンのである。この年になってJCLを 覚えることになろうとは思わなかったのである。グスッ。 COBOL部分にしても、内部コード体系が違うので、SORT結果が違ったりし やがるし、COMPのコードが違ったりして、まったく「ざけんな」なのである。 しかもCALLしてるあまたのサブプログラムが、ああ、なんといふことかアセンブラで あったりするのである。アドレス渡しなのでCでつくらなイケンのである。 あまつさえオーバーレイ移行不能でつくらなイケンのだ。 イケンイケンばかりではあるが、実際イケンのである。 うう。 わしは自分で言うのも何だが、仕事ではチョー楽観主義なので、 少々のことでは「なんとかなるっしょ」と右斜め45度の態度を貫いてきたのだが、 (いやいや、「シバクー」「コロスー」とかいうことではなく、「業務上のストレ ス耐性」のことね)いよいよ耐えれなくなってきたのである。ナキソーなのである。 正直毎朝うなされているのである。 だってなー、どう考えてもなー、新入社員に見積もらせても 「絶対無理っす。マンパワー不足っす。ダメだぴょーん」というに違いない人数不 足なのである。 アメリカ第七艦隊にガレオン船で突撃するようなものなのだ。 ハート様に殴りかかるただのボクサーみたいなものなのである。 でもそういう四面楚歌な状況にあって、明るい局面を探してみよう。 部下。へへっ。効率悪いぞー(感涙)。悲壮感漂わせてるわりにゲームしたりして るしな(爆涙)。 *** ところで来週鹿児島に出張を命じられた。この大先生様にしかできぬ任務らしいが、 わしはもう神も信用しない。 聞いてみると、案のじょー「PC設置 &(「アーンド」と読んでくれい) WA N設定」というしょぼいものであった。 もっと聞いてみると、「PC設置」はノートパソコン1台の設置であった。 「WAN設定」はただのINSダイアルアップルーターの設定であった。 おい。 ”初めてのお使い−鹿児島編”でもさせたいのか? 出張から帰ってきたら「ハイよくできまちたねー」と頭なでなでしてくれるのか? していらんわいっ!!!(響子さんならいいかなーと、ちらと思ったりした。あー 最近読んないなー)