E先生の大営業日記 1999年10月
これは「おにょれえええ!!!」な日々を送る私の友人である「E」の酒と涙の営業日記である。
1999.10.31
昼過ぎに先週から入院している親を見舞に行くが、 グジグジグジグジ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と1時間ぐらい延々愚痴を聞かされ滅入る。 そこから会社に行き、仕事。ざ・け・ん・なっ。 当然わししかいない。今は20:30。 もうこんな生活いやじゃっ!1999.10.28
本日も終日ユーザーの所でハイセンスなお仕事。 レイアウト変更にともなっての、機器の設置とか、サーバー移設による ケーブル敷設の変更とか。始終机の下にはいったり、フリーアクセスの 床めくったりしていた。なんなのだ、わしは。こんなの設備業者のしごとじゃないか。 (まー、金でてるからいいけど) <E先生の大免停日記> やーやー、全国1000万人の大免停日記読者の皆様、おーまたーせいたしました (斉藤清六風に)。 昨日行ってきました。 結論から言うと、なんとわしは「免停ではなかった」のであります。 どうしてかというと、わしは駐車違反(−2点)×3=−6点で講習に呼びだされたので あるが、従来なら−6点で、30日間の短期免停という行政処分になり、「処分者講習」 に参加して始めて免停が1日に短縮されるのだが、昨年法律が変わったらしく、 「軽微な違反(−3点以下)」を積み重ねての−6点(〜−8点)の場合、即免停には ならず、「違反者講習」に参加することになる。この講習に参加すれば、 ・もともと免停にはならない(現に車で講習参加してる奴が多かった) ・故に「処分」履歴がつかない ・試験もなく、ただただ講習に堪え忍べばいい ・違反にいたった点数(わしの場合−6点)が講習終了時にクリアされる。15点に戻 ったぞ。 となる。大変おとくな講習なのである。いやー、日本の法律も良くなっているのだなー と感心してしまう。但し、あくまでも「軽微な違反」だけでなくてはならず、事故を起こ したり、スピード違反で一発免停なんてのは従来通り「処分者講習」参加になる。 また、「違反者講習」を無視した場合(連絡無しにブッチしたり、1ヶ月以内に受講し なかったり)、即「処分者講習」に回されて、免停となってしまう。 だから正しくは<大違反者日記>なのである。「なんだ、しょーもな」とか「けっ」と か言うな言うな、黙れ黙れ。日頃の行いがイイからお上の寛大な処置と相成ったのだ。 講習の内容は又日を改めて詳しく述べる(メモを家に置いてきた)。 <読書のコーナー> 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」 村上春樹 「アルジャーノンに花束を」を読んで久々に読み返した。うーん、あいかわらず 示唆に富んでいる。1999.10.26
<本日もコロスー!!!> へっへー!明日は有給休暇だ!なぜならば明日、免停講習なのである。 はっはー!笑ってる場合か・・・。 ジグジョー。1999.10.25
またまーた、奴隷な一日。 時間後、車のディーラーに電話する。車検切れ間近なのだ。 わし:「車検お願いしたいんですけどー」 ディーラー(以下D):「ありがとうございまーす!」 と愛想のいいお兄ちゃんが電話に出る。慣れてるらしく、 名前・電話番号・車種などを速攻で聴取される。 D :「いつ頃こちらに車を持ち込まれます?」 わし:「実はですねー、少し、ちょっとした問題がありましてー」 D :「?」 わし:「今週28日で車検切れなんですよー。ははは。」 D :「・・(ちょっと沈黙)。えー、ではですねー、28日までにお持ちいただかない と・・・」 わし:「それがですねー、わずかに問題がありましてー、実は免停で車乗れないんですよー、 お恥ずかしいー。な・の・で、それまでに自宅に取りに来てくれますかー?」 D :「・・・(2秒ぐらい沈黙)。」 しかしさすがに慣れっこなのか、すぐに元気を取り戻して、自宅の場所や 必要な費用・必要書類なんかを説明される。 D :「えーとですねー、保険・税金・諸費用関係が前払いになって81,200円、認めで結構 なので印鑑と、あとは自動車税の納付済み証を用意しといて下さーい」 わし:「いいにくいのですが、これもちょっとした、ささいな問題がありましてですね、 実は自動車税をまだ払っていないのですよ、これがー。てへへー。 金を渡すので、ついでに払っといてくれますかー?」 D :「・・・・・」 と今度は3秒ぐらい沈黙が流れた。 このディーラー氏を5秒沈黙させるにはどうしたらいいか少し考えたが、 「実は、盗難車なんですけどー」とでも言えばいいのかもしれない。 やれやれ。(この辺村上春樹風文体) ちょびっとぎこちなさが感じられたが、結局上記条件でディーラー氏は OKとした。うーん、我ながら、事前にちゃんとしとけよ。税金払えよ。 宿題しろよ。歯磨けよ。磨いてるぞ、毎日。えっへん。えばるな。 <本日のおにょれえええ!!!> 今日AMユーザーのとこにシステムを導入しに行ったら、3台の内 一台だけがどうしても動かない。インストール自体はちゃんといくのにだ。 ここのパソコンは先日わしが導入したてで、中身は把握してるはずだ。 色々みてて、その一台だけがファームバンクのソフトが入ってるので めんどくさかったので、「それが原因か!?」とお茶を濁して帰社したら、 ユーザーから銀行に電話したみたいで、銀行からわし宛に電話がかかってきた。 そのおやじ、推定年齢45歳、リストラ対象最前列いわく、 ・うちのソフトが原因とはおもわれない(言い切るなー!) ・うちのソフトの方が先に入れたから、悪いのはそっちだ(ガキのケンカか!) ・ちゃんとアンインストールしてきたのでもう一回入れ直せ(共通OCXやDLLは戻したんか! レジストリは掃除したんか!) ・うちのソフトのDBはボーランド製で問題は無い!(オヤジ、わけわかんねーぞ!) ・特許も取ってるし問題はない(オヤジ、ますますわけわかんないよー!) と言うことを延々ぐだぐだぐだぐだと5分ぐらい講釈をたれて、「では 入れ直し宜しく」と切りやがった。 オヤジー、コロスーコロスー!!!1999.10.24
あまりにひどすぎる一週間であった。 上司も部下もまとめて「コロスーコロスー」の連続であった。 <読書のコーナー> 「酔いどれの誇り」 ジィムズ・クラムリー ハヤカワ文庫 酔いどれのうらぶれた私立探偵の物語。×。 平日の昼日中から酒を飲み、吐いてるような正真正銘の 酔っぱらい主人公で、タイトルにある「誇り」がどこにあるのか わからなかった。ジョークも下劣で、ウイットなんて無く、 本当にたちの悪い只の酔っぱらい。ストーリー展開も 単純。「ハードボイルド」といえなくもないが、 依頼人の女性に関係を迫ったり、下町の酒場でべろべろに酔っぱらって 暴れて吐くのが「ハードボイルド」というのなら、そうなのだろう。 「アルジャーノンに花束を」 ダニエル・キース 前から読みたいと思っていた一冊。文庫版になって手にとって 数頁読むが、幼児文書(わざと)が続くので、「どうしよーかなー」と 迷っていたが、作者の前書きの真摯さに心うたれて買ってしまった。 買って良かった。久々の感動作。泣いてしまった。 精神の崩壊・再生をテーマにしたものには、村上春樹の「世界の終わりと ハードボイルドワンダーランド」があるが、こちらは「お涙ちょうだい」ではなく、 乾いた悲しさがあっていい。 「アルジャーノンに花束を」は、人間性とは何か、幸せとは何かを 考えさせる、良書である。文句無しのさんじゅうマル。いちおし。 <E先生の大免停日記ー! てへっ。> つひに、嗚呼、つひに、免停の通知が来てしまった。10月14日家に帰ると、 配達証明付きでとどいていた。即座に頭の中には「ツイゴイネルワイゼン」が 鳴り響く。 「ああ、神様、どうしてこのわたしにむごい仕打ちを、会社でゴミのように こき使われ、土曜出勤で駐車違反を切られ、あげく免停なんて、神様ー!!!」と 桑原和夫になってしまった。なんなよ。 封を開けると「違反者講習通知書」なるものが同封されており、8月22日にやった 駐車違反で−6点になったので、実車講習か社会参加講習にでろ、と書いてある。 受けなければ免許の効力を停止する、と脅してある。ということは、当日までは とりあえず免許は停止していないのか? 悩んだ末に、社会参加講習を電話予約する。おもしろそうだし、実車講習より安い! (実車:13,800、社会参加:9,600) でも「社会参加講習」って、ネーミングがなー、わしが「社会非参加」な日常を いおくってるみたいやんけー。 次回、講習開けに再び「大免停日記」を送る! こうご期待! 人の不幸を期待すんなよ。1999.10.14
午前中ユーザーミスによるデータ修正訪問。往復3時間。ぼけっ。 午後打ち合わせ。おととい言われた。もっと早くいえっ。かすっ。 時間後本業ではないくだらん提案書作成。かわりにやれっ。しねっ。 うーん、「私がやります」といった献身的な奴隷が欲しい。 <本日のおにょれえええ!!!> へにょへにょである。何故か気分がささくれだって、 「コロスー」モードだ。死ね死ね団から勧誘があったら 即座に入会しそうだ。入会金って、いるのかな。 「入会金はあなたの命です」とか?ざけんな。 わしが「コロスーコロスー団」を結成するぞ。1999.10.13
朝夕にかおるキンモクセイの香りに秋を感じる。 昔からキンモクセイの香りが大好きで、大学時代など、 学校のキンモクセイを少し失敬してティッシュペーパーに包み、 ジャケットの胸ポケットに忍ばせて、講義の間中幸せな空間に浸ったりした。 欠点は、香りが案外すぐに無くなってしまうことで、午後遅くの講義なんか になると殆ど匂いもなくなり、仕方無しに胸のティッシュを取り出して、直接 香りを嗅いだりもした。 しかしながら、ティッシュを鼻につけてスハスハやりながら恍惚の表情に陥っている 姿は少しばかり異質だったようで、一度など横に座っていた奴が講義中にそろーっと 席を移っていったりした。ラリッてると思ったのだろうか。 <読書のコーナー> 「狩りのとき(上下巻)」 スティーブン・ハンター 扶桑社ミステリ 待望のスワガーもの第3話。 なかなかおもしろい。スワガーのベトナムでの伝説の戦闘及び パートナーの戦死に頁の大半がさかれている。ついに最後は パートナーを殺し、自分に後遺症を負わせたソ連のスナイパー との一騎打ちになる。物語的には一番大きなストーリー構成になっている。 どんでん返しもあり。 しかーし、スワガーものは「極大射程」につきますね、やはり。 たぶん、もうスワガーものは書かないだろう。もうやめろ。 続けるなら、1作目の準主人公、FBIのニックをだせー! あたしゃ彼のファンなのだ。 あと、本書はあとがきがかなり真面目に書かれている。これは読むように。1999.10.11
うにゃあああああ。出勤なのにゃっ。てへっ。 ああ、とうとう人格が崩壊し始めたのか、俺は・・・。 <読書のコーナー> 「顧客名簿」 ローレンス・サンダース 講談社文庫 軽いサクサクな探偵もの。可もなく不可もなく。 「重い飛行機雲」 渡辺洋三 文春文庫 太平洋戦争飛行機乗りの、重い重い回想記。 史実を追求するマニア向けか。 <本日のおにょれえええ!!!> 数ヶ月前に、社内でISDNを1本申請していたのだが、全然音沙汰がないので ついに先週メールで関係部署に「まだでしょうか」と督促をしたら、 早速担当から電話がかかってきた。 向こう:「あー、うん、ええタイミングでメールくれたねえ・・・」 わし:「???」 向こう:「すっかりわすれてたー。今から申請するから」 ・・・・・。なんだってええええ!!! コロスー!!!1999.10.6
突然食べたくなるものがある。それは夜更けのカップラーメンシーフードであったり、 或いはキャンプ場夜明けの塩ラーメンであったり、はたまた酔っぱらって 帰宅途中のローソンおでんジャンキーすじ肉だったりするのだが、2週間ほど前にとりつ かれたのは牡蠣であった。牡蠣。かきー。 もともと牡蠣は大好物なので、シーズン中はよく食べるのだが、この時期まだスーパ ーには置いていない。思い悩んだ末、インターネットで探してみると、広島の料理屋が 冷凍物を通信販売していた。むき身1Kgで3,900円。税金と送料をいれて5千円 ちょっとだ。 週末にパチンコでしたたかに敗北を喫したばかりで5千円はちょっと痛いのだが、 「かきー」の欲情に負けて頼んでしまったのですね。 昨日深夜帰宅したら届いており、服を脱ぐのももどかしく早速牡蠣に挑む。 むき身を紫外線で殺菌してそのまま冷凍してるので、解凍作業が結構面倒くさい。 流水にさらすこと10分、ちょっと水っぽい大粒小粒の牡蠣が出現するが、ぬめり・ 汚れがかなりきつい。よく洗わなければいけないのだ。 夜中に一人暗い台所で、あの一種隠微淫猥ともいうべきひだひだの中を しゃばしゃば箸で洗うというのもひたすらにもの悲しく、何故か腰を引いてしまうのであ った。 牡蠣に欲情すんなよ。 ここまでおよそ15分、いよいよわかしたお湯に投入する。いちおうパッケージには 「生食用。すがきでも食べれます」とうたってあるが、念のためにきちんと湯がいてみる。 さっとあげて、用意してあったポン酢に浸してほおばる。 ・・・。 「そうそう・・・」と思う。 ・・・・・。 「これこれこの味」と思う。 ・・・・・・・。 うーん、1年前の冷凍牡蠣め、なかなかやるではないか。ほぼ完璧な 牡蠣であった。今夜も食うぞ。 <本日のおにょれえええ!!!> 先月末に、バグを発見して修正待ちだったプログラムがようやく届いた。 念のために指摘したところを見ると、当然ではあるが修正されていた。 よーし、明日からユーザーの入れ替え作業が出来るな、と思って 他の部分を触ってたら2分ぐらいで別のバグを発見した。 それ以上見るのが怖くなったので、テストはやめた。 ざっ っけ ん な あ あ あ !1999.10.2
いやー、昨日は休暇でおもっきり寝てしまった。 10/1 12時過ぎ起床。15時までゲーム。15時から昼寝。 「ションベンしてー」と10/2 朝4時に目覚める。再び本格的に 床につき、本日10/2 昼に目覚める。 われながらよく寝た。 今までの最高は、金土日の三連休の時に樹立したもので、 金曜の午後、する事がないので「とりあえず晩飯まで寝よう」と 布団に入り、「うーん、よく寝た」と晩起き出したら 日曜の晩だった。冗談のようだが本当にションベンも行かずに 土曜日をすっ飛ばして寝てしまった。飲み食いしなければ ションベンは溜まらないのだろう。さすがに親はあきれて 口も聞いてくれなかった。 今日もねまくるぞー。 ・・・ 嗚呼、違う青春したいぞ。