E先生の大営業日記 1999年11月
これは「おにょれえええ!!!」な日々を送る私の友人である「E」の酒と涙の営業日記である。
1999.11.30
いやー、7時に起床し、お目目ぱっちりとしたが、なんとなく午前休んでしまった。 昼から機械の組立とか、ルーたーを使ったLAN間接続のテストとか。成功。 <本日のおにょれえええ!!!> 会社で使ってるウイルス対策ソフトのバージョンアップの依頼がきたので、 My WindowsNTマシンにセットアップする。 サクサクとインストールして再起動。が、 再起動でログインしてから、マシンが反応しない。 常駐ソフトがウイルスチェッカーにつかまってるんやろーなー と、冷静に分析するも、サービスの停止すらできないのだ。 ふざけんなー!!!VirusScanめ、なんとかしろー!!!!1999.11.28
まーたまたまた出勤である。昨日今日と土日出勤である(無償)。 なんか、「どにーちょ」みたいだ。 「電話もない、じゃまするやつもいない、そんな快適な 仕事空間を提供します。 〜どにーちょ」 と、キャッチコピーまで考えてしまったではないか。CMか。 でも、昨日は出勤したら部下が出勤していて、何故かしら 目頭が熱くなったぞ。感激したぞ。すんなよ、それぐらいで。 <読書のコーナー> 「国王平価のUボート」 ダグラス・リーマン ハヤカワ文庫 無傷のUボートを手に入れた英国海軍。時は第二次大戦。 主人公はこのUボートに乗り、ある時は仲間と思わせて ドイツ軍にしのびより、またある時は敵と思われて 連合軍の駆逐艦に攻撃されたり・・・。 ふーん、へー、あ・そー。という感じ。1999.11.26
昨日から東京出張。 昨日は快調に予定消化、17時にホテルにはいる。入るなりフロントに 「ボイラー工事のため20時まで湯がでません」といわれ、少しむっとする。 さっとシャワー浴びて、町に繰り出そうと思っていたからだ。仕方ないので、 本屋で何か買おうと思いホテルを出るが、ついふらふらとパチンコ屋に 入ってしまい、速攻で5千円ぐらい巻き上げられる。ひどい台で、1000円で 10回も回らないのだ。 明らかにむかっとしながら本屋で小説を購入、コンビニで酒を購入し、ホテルへ 戻る。20時まで本を読んで、酒を飲んで時間をつぶし、シャワーを浴びて、さあ、 町にでようとおもったが、かなり酔いが回ってきており、ぐだぐだテレビをみたり して、結局0時頃に町にでる。 深夜営業のつぼ八にはいる。なんと、調理全員が外人ではないか。 なんとなく、スリランカとかイランとかの中東風の外人であった。 「焼酎お湯割りと焼き鳥とマグロの造り」と頼んだら、これまた中東風の外人 ウエイターが「ショチュー、オユワーリイ、ヤキトーリー、マグーロー、ツクリ」 といったい何品頼んだのだろうかと不安になる外人アクセントでオーダーを受ける。 伝票に記入するのをのぞき込んだら、全部カタカナで記入していくのだが、筆順が 全然違うので、なぜかイライラする。 味はなかなかよかったが、追加でほっけ焼きを頼んだら、「ウリキーレー」と言わ れ、インシャラーであった。中指をたてて「アラー・ファキュー」と言わなくてよかっ た。包丁をもって「ジハード!!!」と追いかけられそうであった。 本日は、午前中別の東京ユーザーにて作業、夕方帰阪し大阪の別ユーザー訪問。 打ち合わせのはずが、「コンピューター移動して」といわれ移動する。その後元のコ ンピューターの置いてあった机をほかと入れ替える作業までしてしまった。 ざけんな。自分でしろ! と百回ぐらい心の中で思う。顔は笑顔だ。えらいぞ。えらくないか。 <本日のおにょれえええ!!!> コンピュータ関係の会社なので、正月は誰か出勤の体制をとる。 わしは正月はでなくていいので安心していたが、先ほど上司がきて 「正月自宅待機でいいな?」と宣言されてしまった。部下が正月故郷に帰るため、 あるシステムの担当者がわしだけになるのだ。うーん、インシャラーだ。 おもわず上司に「イイデース、ジターク、タイキー」といいそうになった。1999.11.21
これだけ大営業日記を休んでると、なにかものすごい理由があるというのが 世間一般の風評であろうが、ぜーんぜーん大した理由はないのである。 一部には「過労のあまりダウンか!?」とか「いや、世間の目を逃れ、香港に 高飛びか!?」或いは「実はもうこの世にいないのでは・・・!?」とか憶測を 呼んだが、実はただ単にあまりに社畜的な、腹立たしさ200%の日々が続いた ので、投稿する気になれなかったのだ。 よほど実名をあげて「ぼけっ!しねっ!」と書こうかとも思ったぐらいだ。 まー、そんな暗い話はおいておいて、実は本日またしても出勤あそばしておる。 なんか、この頃本格的に「社畜」扱いである。「シャチッカー=E」と呼ばれそう だ。呼ぶなよ自分で。わしの高邁な人生設計では、齢30を越えた今は「プロフェ ッサー=E」と社内で賞賛されているはずだったのに。えらい違いだ。 腹立たしさ紛れに「社畜の歌」をつくってみた。今度は民謡調でせまってみたの で、各自カッコ内を詠唱するように。 「出勤の歌」 作詞・作曲・歌:アルコルスキー=ネルネンコ=E先生 1.(エンヤートット、エンヤートット) はあああーーーーーーー (エンヤートット、エンヤートット) 今日も楽しい出勤だああー (エンヤートット、エンヤートット) 当然わししかでていない (エンヤートット、エンヤートット) もちろんお金ももらえないー (エンヤートット、エンヤートット) これぞ社畜の生きる道いー (ドッコイショー、ドッコイショー) 2.(エンヤートット、エンヤートット) はあああーーーーーーー (エンヤートット、エンヤートット) たまりにたまった雑作業ー (エンヤートット、エンヤートット) 当然誰でもできるのにー (エンヤートット、エンヤートット) なぜかわしだけやっているー (エンヤートット、エンヤートット) これぞ社畜の生きる道いー (ドッコイショー、ドッコイショー) 3.(エンヤートット、エンヤートット) はあああーーーーーーー (エンヤートット、エンヤートット) 部下をかばってこの残業うー (エンヤートット、エンヤートット) だけど部下は知らん顔プラス (エンヤートット、エンヤートット) 月曜休暇で4連休うー (エンヤートット、エンヤートット) これぞ社畜の生きる道いー (うるさーい! もうやめじゃっ!) あー悲しすぎる、悲しすぎるぞおおおお!!!1999.11.07
またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた 出勤である。わし一人。そういえば昨日も出勤してた。 わしを殺す気か? <読書のコーナー> 本ではないが、最近「プライベートライアン」をレンタルして見た。 「冒頭の戦闘シーンのリアルさが圧巻」と聞いてたので、 たぶんスプラッターなのだと覚悟して見始める。 が、結論としては駄作に近かった。スピルバーグは 「徴兵される国民はみるように」と自信たっぷりにいったそうだが、 それならもっとリアルにしないと。だって固定式機関銃に被弾して、 なんであんなに死体が綺麗なの。重機関銃って、ちゃちな装甲車を 破壊する威力があるのだぞ。軽機関銃といっても、歩兵の持ってる9mmとか 12mmとかのライフルと違い、20mm口径以上あるのだぞ。2cmの直径の 鉛玉だぞ(重機関銃なら3〜40mm口径以上ある)。 と、まーぐちぐち思いながら感動のラストシーンまで我慢我慢とおもっていた。 ところが、一番見せ所の、隊長がいまわの際でライアン二等兵に言うせりふが 話にならないぐらい平凡であった。(吹き替え版なので、翻訳がわるいのかもしれない) これはなー、どう考えたって、小説の方がいいぞ。小説のセリフは非常に重みのある 名セリフなのだ。 小説版を読んでない人、読むように。