さて、ある日、どういうわけかメイドロボたちは本当に無人島に漂着してしまいました。 そこがどこなのかはわかりませんでしたが、氷河と瞬の愛の巣が見えない絶海の孤島であることだけは確か。 最初は、わけのわからない事態にパニックを起こしていたメイドロボたちでしたが、『15人いれば恐くない、落ち着こう』のダンスを踊って、彼等はいつもの前向きな姿勢を取り戻したのです。 そして、メイドロボたちは、救助が来るまで、その絶海の孤島で行き抜く決心をしました。 「挫けちゃいけないよ、みんな!」 「そうだ、挫けちゃいけないんだ!」 「僕たちがみんなで頑張れば、できないことなんてないよ」 「そうだ、できないことなんてないよ!」 かくして、メイドロボたちの孤島での生活が幕をあけたのです。 メイドロボたちは、みんなで協力し合って小さなお家を作りました。 海岸から小さな二枚貝を拾ってきて、お皿にすることにしました。 お茶碗にはどんぐりの帽子。 ベッドはお花のベッド。 お布団は海鳥が残していった青い色の羽。 海岸で小さな小さな焚き火を作って、その周りでダンスを踊りながら、メイドロボたちは救助の船を待ったのです。 |