たれたれ瞬ちゃん、こんにちは。 美味しいバナナパウンドケーキ、どうもありがとう! × 15 早速、みんなで食べました! とっても美味しいケーキだったので、僕たち、いつものように理性がなくなりかけたんだけど、ぎりぎりのところで理性を取り戻し、最後の一口分を氷河のために残すことができたの。 でも、氷河は、 「それは、おまえたちが全部食べてもいいんだ。俺は、おまえたちが美味しいケーキを食べて嬉しそうな顔をしているのを見てる方が幸せだからな」 だって。 僕たちの氷河は、ほんとにいつも優しいです。 たれたれ氷河さんとおんなじくらいかしら(照れ照れv) でも、僕たちの氷河は、あのケーキと一緒に送られてきたたれたれ瞬ちゃんのメッセージ・カードを読んでからちょっと変なんです。 「○○○と×××と■■■を●●に□□てきたぁ !? 」 って訳のわからないことを大声で叫んで、 「そーか、そんな技があったのか……」 なんて言いながら、チョコレートのおまけについてきたクマのヌイグルミを2つ持ってきて、クマにレスリングごっこをさせて遊びだしたの。 あーでもないこーでもないって、2匹のクマを絡みあわせて、さっきなんか、 「このぬいぐるみは不良品だーっ。肝心のモノがついてないじゃないかーっっ !! 」 と叫んでいました。 肝心のモノって何だろう? 僕たち、全員で話し合ってみたのですが、結局わかりませんでした。 それから、氷河は、僕たちに、すごく真剣な顔をして、 「たれたれ瞬ちゃんに、ケーキのお礼状を書きなさい。そして、たれたれ瞬ちゃんは、他にどういう時に宇宙遊泳している気分になるのか、さりげなく訊いてみるんだ」 と言いました。 僕たち、もちろん、氷河に言われなくてもお礼状は書くつもりだったんだけど、氷河ってば、どーしてあんなに恐い顔してたんだろ。 ま、それはいいや。 僕たちが宇宙遊泳気分になるのは、なんってったって、たれたれ瞬ちゃんのケーキを食べている時です。 氷河にそう言ったら、氷河は呆然として、 「俺は今、果てのない宇宙を一人で漂っている気分だ」 だって。 僕たちの氷河は詩才もあるみたいです(素敵v) ともあれ、僕たちの氷河はちょっと情緒不安定気味だけど、とっても元気になりました。 夜になると、僕たちの周りをクマみたいにうろうろして、 「まだ合体しないのか?」 とせっついてきます。 そんなに急かさなくても、すぐ合体するのに。 あ、氷河が呼んで―― |