愛の往復書簡

〜氷の国からあったかい国へ 4〜









たれたれ瞬ちゃんへ


『山小屋ケーキ』と『端午の節句のカブトケーキ』、どうもありがとう〜♪ × 15

『山小屋ケーキ』は、ちょうど僕たちのお家サイズだったので、みんなでケーキの前でいろんなポーズをとって、写真を撮りました。
屋根にのぼったり、窓からケーキのお家の中を覗いたりして、すっごく楽しかったです。

氷河がまた、写真をたくさん撮ってくれたので、何枚か送ります。
氷河はこの写真を眺めて、
「創作意欲が湧くなぁ」
と目を細めていました。

でも、夕べは、ベッドでくた〜☆ ってなってる僕(たち)を見て、同じことを言っていたんだよ。

……僕たちはちょっと不安です。
僕たちの氷河は、僕たちが合体して裸でいる時の刺繍なんか作り始める気かしら。
ゲイジュツのためには、僕(たち)は脱がなきゃならないのかしら…?


『端午の節句のカブトケーキ』は、僕たち、最初、『はしごのせつく』と読んじゃって、氷河に笑われてしまいました。
でも、氷河に、
「“たんごのせっく”ってなぁに?」
って聞いたら、
「よく知らん」
だって。

「自分も知らないのに、僕たちのこと笑うなんてひどいー!」
って怒ったら、『悪かった』って言って、僕たちにちゅうをしてくれました。
最近、そういうことは、合体してる時にだけしてもらっていたので、なんだかちょっと新鮮v


カブトケーキの前でも写真を撮りました。
でも、カブトのツノみたいなとこに8号がぶらさがって、ぽきっ☆ と折っちゃったの。
せっかくカッコいい飴細工だったのに。
仕方がないので、みんなでぺろぺろ舐めちゃったv

氷河はそれを見て、
「おまえたち、どーして飴は舐めれるのに、俺の……いや、何でもない……」
って、急に暗くなってしまいました。

何だろう?
氷河も飴が舐めたかったのかしら。
言ってくれれば、もう一本のツノは、氷河にも舐めさせてあげたのに。


ところで、たれたれ瞬ちゃんたち、GWにこっちに遊びに来るんですか?
わぁい、楽しみだなぁvv
僕たち、たれたれ瞬ちゃんに聞きたいことがたくさんあるの。
僕たちの氷河も、たれたれ氷河さんに聞きたいことがいっぱいあるんだって。
どうか××の先輩として、相談に乗ってください。

僕たちの相談事は、つまりその……


あ、また氷河が呼んで――