ピンク : 氷の国の小人たち 1〜8号・10〜15号ちゃん
オレンジ色 : 9号ちゃん
: 氷の国の氷河
: プルーストさん 心の声



Q10 一番好きな音楽家は?



「僕はー、マイム・マイムを作曲した人! もぐもぐ(←モックモックのクッキーを食べている)」
「オクラホマ・ミクサーの方がいいよー! はぐはぐ(←同上)」
「コロブチカ! あむあむ(←同上)」
「佐渡おけさ! ぱくぱく(←同上)」
「どじょうすくい! むしゃしゃ(←同上)」

「うーん、いちばんを決めるには、どれもインパクトに欠けるね」
「だってー、僕たち、最近、ダンスの音楽は全部僕たちで作ってるもん」
「こないだ作った、『甘いクリームに溺れてあっぷあっぷ』は傑作だったね」
「『たれたれ瞬ちゃん(のケーキ)召喚セレナーデ』もなかなか」
「『愛とお砂糖のボレロ』も感動的だったし」
「『氷河の受験戦争のポルカ』は軽快なリズムの中に、燃えるような愛がこめられてて、おまけに、にぎやかでうるさくて、眠気覚ましにぴったり!」

「僕たちって、ほんと、天才音楽家だよねー!」
「うんうん」
「あれ? 9号、どーしたの? まだ、氷河の学費のことで悩んでるの?」
「学費は保険金でどうにかなるんじゃない?(←その以前に、氷の国の氷河のおツムの方が危険だけど、気にしてない)」

「氷河の受験ノイローゼの保険金は、今年のクリスマスケーキ代にまわすつもりだよ。でも、学費……どうにかなるかもしれない」
「えっ 3500万円がー!?」

「うん。こことかここ見てよ!」
「あ、ダンスの衣装だ!」
「刺繍が綺麗〜」
「刺繍じゃなくて、値段!」
「ええっ!? フォークダンスの衣装がセットで62000円!?」
「ブラウスとスカートとエプロンとベルトとネックレスとブーツで、えーと、えーと……」
「43700円!」

「ダンスの衣装って高いー!」
「こんなの、僕たちの氷河なら、ちょちょいのちょいだよね」
「フツーサイズのお洋服の刺繍なんて、僕たちのぱんつの刺繍の100分の1の時間で済むよね」
「見て見て! こんなポシェットが、1700円だって! 氷河なら、5分で作れるよー」

「ふっふっふっふっふっ、その通り! 僕たちの氷河が、1日24時間ポシェットを作ってれば、489600円になる! まあ、6時間は勉強、あとの6時間は僕たちと遊ぶ時間としたって、25万。5ヶ月も働いてもらえば、3500万なんて、すぐに貯まるんだ」

「おおおおお〜っっ!!」× 14


「納豆おいしい平城京 意欲に燃えた小人たち 富士山麓おべんと食べよ ルート2プラス1分の チャチャ 2プラスルート2〜♪


(そんなことゆーたかて、氷の国の氷河のアタマがこれじゃ、どーにもならんのやないやろか〜)


「算数チャチャチャで 解きましょう それ ほらもうできた〜♪ いんいちが6 ににんが9 小人たちは15人〜」

「あ、氷河に聞くの忘れてた。氷河の好きな音楽家ってだぁれ?」
「算数チャチャチャのベートーベーン♪ はらひれほろはら〜♪」
「へー、ベートーベンって、難しい歌 作ってるんだね」

「でも、やっぱり、氷河のリズム感はいまいちだね」
「大丈夫。医学部や法学部の受験科目に音楽はないから」
「そっかー。よかったー」
「あー、それにしても、モックモックのクッキーはおいしーねーv もぐもぐ」
「ほんとだね〜。『モックモックのクッキー・マーチ』でも作ろうか」
「賛成ー!!」× 15

「春はあけぼの ナボナは亀屋万年堂 1たす1は15 2たす2も15 はにゃららら〜」 


(いよいよ、氷の国の氷河のオツムも最終段階やな〜。問題はまだまだあるのに、たった10問で、ここまでおかしゅうなって、この先、どーなるんやろか〜?)