ピンク | : 氷の国の小人たち 1〜8号・10〜15号ちゃん
オレンジ色
| : 9号ちゃん
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| : 氷の国の氷河
| 紫
| : プルーストさん 心の声
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Q29 一番軽蔑する歴史上の人物は? |
「たまには歴史の風に吹かれてみよう!」 「いきなりどうしたの?」 「勉強熱心なとこをサンタさんにアピールするんだよ(ごにょごにょ)」 「あ、そうか。いい子にしてたらいいプレゼントがもらえるかもしれないもんね(ひそひそ)」 「書庫で『お菓子に関する歴史の本』を見つけてきたよ」 「よーし、さっそく勉強開始ー」 「ふむふむ」 「なるほど」 「うんうん」 「お菓子も進化してきたんだね」 「うん、とっても勉強になるね!!(←熱心さをアピール)」 「あ、ここ見てみて、この年表のとこ」 「なになに?」 「あっ、これはひどいね」 「うん……風流菓子禁止だって」 「なんでこんなことしたんだろうね」 「『いいくにつくろう』って言ってるけど全然いい国じゃないよね」 「一体どうしてこんなことになったんだろうね」 「きっと、お菓子の繊細さや風情を全然理解しない無粋なお殿様だったんだよ」 「そういうお殿様の家来にはなりたくないね」 「まったくだよ」 「心の余裕がなかったのかな」 「そういうのって悲しいね、人生を損してるよ」 「僕たちは毎日充実してるよね」 「うん。キャラメルひとつに対しても、包み紙や造形・味に関しての観察は怠らないもんね」 「それで新しい発見があったときは、すごく感動するもんね」 「僕たちって日々精進の道を突き進んでるよね(←日常の学習態度をアピール)」 「そういえば、我が氷の国の王様の氷河はどうしたんだろ?」 「6問前くらいから姿が見えないよ」 「もう追い込みの時期なのにどこに行ったんだろ」 「早く見つけなくちゃ」 「そうだね じゃあ氷河捜索隊せいれーつ!」 「集合完了!」 「では、出発するよ!」 「おおー!」× 15 氷の国の氷河捜索隊総員15名、くつろぎの間出発。 3時間後、書庫にて、昏倒中の氷の国の氷河発見される。 「……僕たちが一生懸命勉強してる間、ずっと眠ってるなんて」 「氷河〜〜〜」 「起きて起きて起きてー!!(ぽかぽかぽかぽか)」 「うう……だ…だから、誤解だ〜……」 「なに寝惚けてんのっ!?」 「のんきにも程があるよ」 「しかも、こんなところでお布団も着ないで眠るなんて」 「風邪でもひいたらどうするのっ!?」 「お……お前たち……。そんなに俺の健康を心配してくれるのか……(じ〜ん……)」 「う……っ、うわあぁぁぁぁ〜ん!」 「9……9号!? どうしたの?」 「氷河が下に敷いて寝てた冊子は、今年度の大検実施要綱だったんだよ」 「それに何か大変なことが書いてあったの?」 「検定実施期日……第2回目願書受付期間 9月12日〜9月26日。検定実施期日 11月15日〜11月16日……」 「……ってことは」 「そう、今年度はもう間に合わないってことだよ。来年5月まで待たないといけないんだよ」 「……ってことは」 「大学受験は、更に先の再来年になってしまうんだよ」 「えええええ〜!?」 「たいへん! 氷河がどんどん年をとっちゃうよ」 「エリートコースが遠のいちゃうよ」 「ぼ……僕はこんな日程を組んだ大検が許せないよっ!(たたたたた〜)」 ↑ ただのやつあたり。 「僕たちも、そんな大検が大嫌いだよ〜!!(だだだだだ〜)」 「俺も……お前たちをそんなに泣かせる大検がにくいぞ〜(よろよろよろよろ〜)」 (えー……。とりあえず、軽蔑ちゅうか憎たらしいのは「大検」ちゅうことで、回答回収っと……) なんとびっくりな新事実発覚! 氷の国の氷河の大検受験は一体どうなってしまうのでしょうか!? 木枯らし吹き荒れる荒れ模様の氷の国から波乱の29問目をお伝えいたしました。 |