汚れなき処女神アテナ。

両の拳をテーブルに叩きつけ、悍馬のごとく目を血走らせて昂奮しているアテナ。

その場にいた青銅聖闘士5人は――88人の聖闘士中最強の聖闘士である瞬でさえ――初めて知るアテナの本性に、為す術も発する声もなく、ひたすら呆然とするばかりだった。




ここで一句。

『処女神の正体見たり、やおい好き』

――駄作である。





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