15600カウント記念小説


15600カウントをGETしてくださったのは、ちえさん。


お題は、

『”ボディガード氷河シリーズ”の第3段
今度は、○○され氷河を。
氷河をよーくいたぶってあげて下さい。
また、一輝にいちゃまも登場させてあげてください(かっこよく)
3Pちがった3人セットのお話がすきなんです』

ということだったのですが、

『やぱり最後になって迷い出してしまいました。
第3段でもいいんですが
うーん やっぱり今度のお題は”じゃじゃ馬ならし”にして頂こうかな?
ずっと前、こんな題名のミュージカルあったような気がするんですが……。
どっちでもいいです。おまかせします』


とのことでした。



そして、私は迷ったわけです。
どっちにしよっかなー? って。

ベストは、ボディガード氷河の設定で、“じゃじゃ馬ならし”をすることだったんですが、あの話の瞬ちゃんは、どう考えても“じゃじゃ馬”じゃない。
“じゃじゃ馬”な別キャラをどっかから持ってきて、それを氷河や瞬ちゃんに飼い馴らさせる話にしようかとも考えたのですが、そんな羨ましい役は、誰にも振りたくない!

うーん、うーん、うーんと悩みに悩み、とりあえず今回は、ボディガード氷河話とは別に、じゃじゃ馬な瞬ちゃんを作ることにいたしました。


そして、いつものように辞書を引く私。

曰く、
『じゃじゃ馬:(あばれ馬の意)勝気で奔放・自在に振舞い、並の男性では御しかねる女性』


「ふーん、“じゃじゃ馬”って、一般的にはやっぱり女性を指すのか〜」
と頷きつつも、
「ま、どうせ“恋愛”も辞書で引いたら『異性同士が惹かれあうこと』とか書いてあるんだろーしなー」
なんて、思った私。

事のついでとばかりに、“恋愛”を引いてみたら、なんと、なんと、なんと! 
面白すぎるぞ、『三省堂 新明解国語辞典』!

曰く、
『恋愛:特定の異性に特別の感情を抱いて(ここいらへんは予想通り)、二人だけで一緒にいたい、できるなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが常には叶えられないで、ひどく心を苦しめる(まれに叶えられて歓喜する)状態』


…………。
み…皆さん、辞書通りの恋愛をしてますか〜?
合体したい気持ちが常に叶えられてるのは、恋愛じゃないらしいですよ〜;;

……本気か、金田一京介!?
ほんとに本気で言っているのか!?

……あー、びっくりした。
「でも、とりあえず、面白いから、この辞書、ウチの氷河に見せてやろうv」
と思った私なのでありました。


ちなみに、今回の話のタイトル『oxymoron』というのは、修辞学用語で、『矛盾撞着語法』もしくは『矛盾語法』という意味です。
矛盾した表現とか、常識外れの表現とかのこと。
『冷たい炎』だの、『熱い氷』だの、『愛し合う憎しみ』、『争い合う愛』等々。
(↑ 全部、シェイクスピアの作品にある表現です。ま、お題が『じゃじゃ馬ならし』ですしv)

ちなみに、今回の話のいちばんの矛盾は、お題が『じゃじゃ馬ならし』なのに、誰もじゃじゃ馬を馴らしていないということでしょうか……。


というわけで!
前振りで私が言いたいことは、いつもいつでも一つだけ。
「皆様、今回も寛大なお心のご準備を、どうぞよろしくお願いします!」

よろしくお願いいたします〜;;  





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