「氷河っ !! 」 休み時間のベルが鳴ると、瞬ちゃんはロシアのお友達の教室に行こうとして、教室を飛び出しました。 でも、そこには既に、ロシアのお友達が息せき切ってやってきていたのです。 「氷河―っ !! 」 ロシアのお友達がいなくて寂しかった瞬ちゃんは、ロシアのお友達の名前を呼んで、その胸に飛び込んでいきました。 クラスのみんなもアルビオレ先生も、そんな瞬ちゃんにびっくり。 でも、そんなことは瞬ちゃんにはどうでもよかったのです。 瞬ちゃんは、ロシアのお友達のいない教室が寂しくて寂しくて仕方がなかったのですから。 「…………」 自分と一緒にいられないことを瞬ちゃんも寂しがってくれているのだと知ったロシアのお友達は、死ぬ気でカミュ先生との勝負に挑む決意をしました。 相手は、可愛い瞬ちゃんを泣かせる極悪人。 手加減は無用です。
瞬ちゃんの笑顔を守るために! ふたりの愛を守るために! ロシアのお友達は日々鍛錬を積み、カミュ先生の目を盗んでは教室を抜け出そうとします。 カミュ先生はそれを捕まえるのに必死で、3年1組のクラスはまるで授業になりません。 ロシアのお友達のクラスの子は全員、楽しいイベントに大喜び。 ちゅうりっぷ小学校は、ロシアのお友達派とカミュ先生派にわかれて、応援合戦を始めてしまったのでした。 |