ロシアのお友達も、中学生くらいの歳になると、マーマの手を離れかけてきます。 「ねえ、氷河。マーマ、思うんだけど、氷河もそろそろ瞬ちゃんと大人のお付き合いを始めていい頃じゃないかしら」 これまでのように、ロシアのお友達と瞬ちゃんの愛を応援するつもりで提案してみたマーマに、反抗期真っ只中のロシアのお友達は、 「うるさいな。俺だって色々考えてるんだ、余計な口出しはしないでくれ!」 なんてことを、乱暴な口調で言うのです。 とにもかくにも反抗期、オトナの口出しがいちいち癇に障る上、ロシアのお友達は、何と言って瞬ちゃんを口説き落とせばいいのかわからなくて苛立っているのです。 マーマは、ロシアのお友達の乱暴な口調にショックを受けて、瞬ちゃんのところに走って相談に行きました。 |