「これで全部だよね、次の彫刻探しに行こ」
「うん」

ロシアのお友達が転んでぶちまけたお菓子をリュックに詰めなおして、2人は次の彫刻を探しに行くことにしました。

生い茂った草むらの中に、拾い忘れたチョコレートがぽつんと残されていましたが、次の彫刻を見つけようとして気が急いていたロシアのお友達と瞬ちゃんは、それには気付きませんでした。


残されたチョコレートの周辺で、何か小さなものが動いたように見えたのは、気のせいだったかもしれません。






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