ロシアのお友達と瞬ちゃんの秋の遠足

〜そして、ふたりの未来には〜





こうして、無事に、一行はちゅうりっぷ小学校へ帰ってきました。

瀕死の状態だったロシアのお友達も、バスの中でずうっと瞬ちゃんに膝枕をしてもらったおかげで、体力気力共に回復したようです。

ちゅうりっぷ小学校の校庭では、怖い顔をしたカミュ先生が、ロシアのお友達を叱るために待ち受けていました。
が、ロシアのお友達の悲惨なまでにぼろぼろな様子を見たカミュ先生は、ロシアのお友達を殴りつける気を失ってしまったようでした。


「私だって鬼ではない」
クールで厳しいカミュ先生はそう言うと、なぜかロシアのお友達に給食のパンを手渡して、秋風の吹く校庭を去って行きました。






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