36000カウント記念小説


36000カウントをGETしてくださったのは、がおたんさん。


お題は、

『 時代劇もの 』

『 もちろん最後は(最後に限らず)
ハッピーエンド・ラブラブでお願いします 』



とのことでした。


で、時代はどのあたりを? との質問には、
『 平安時代あたりいいですね 』
とのご回答。



はい、そういうわけで、私が今回選ばさせていただいた犠牲者は! なんと!
日本が世界に誇る美女!

小野小町でございますー!!!
(あっ、逃げないで〜;;)

えー、逃げたくなるお気持ちは痛いほどわかりますが、平安時代でいちばんの美人つーたら、やっぱ、彼女でしょ。
そんで、平安時代でいちばんの美男子ときたら、在原業平か源氏物語の源氏の君(今回は関係なしです)。
そして、私は、瞬ちゃんを大変とても非常にウツクしいと思っているのですから(なぜカタカナなんだ)、これは当然の帰結なのです。

実は、私、平安時代、全くのシロートで(他の時代がクロートかというと、そりゃどこの時代もダメですが、平安時代は特にダメなんです)。
はっきり言って、私の平安時代は、源氏物語に始まり源氏物語で終わっているのです。
史実なんか、全然知らないぴょん☆ な状態。

そんな私が、平安時代話を書こうと思ったら、なるべく歴史的資料が残っていない(つまりはゴマカシやすい)キャラがいい。
そこで急浮上したのが、小野小町です。


こちらを見ていただければわかりますが、小野小町って、伝説だけは腐るほどあるけど、歴史的に確かなことは何ひとつ残っていないヒトなのです。
生まれた年も親も何にもわかりません。
というか、異説がたくさんありすぎるの。

今回、私は、小町を、小野篁の次男良真の妹ということにしていますが、小野篁本人の子供という説もありますし、良真の娘という説もありますし、小野篁とは全然関係ない出羽の郡司小野良実の娘という説もあり、まあ、とにかく日本全国津々浦々に、我が郷土こそ小町ゆかりの地! と言い張る観光協会が腐るほどあるのです!

そして、小野小町と言えば、深草少将の百夜通いが有名ですが、そのバリエーションもこんなにある!
深草少将自体、架空の人物とされていましたが、つい先頃(ホンモノかどうかはさておいて)、また深草少将のお墓が発見されたばかり。


もう、いっくらでも好き勝手のできるキャラなのです、小野小町!(だからといって、ここまで好き勝手したのは私くらいのものだろー)
日本全国で、小町のパロが作られているのです!(だから、今更私がそれに一つパロを加えたところで罪にはなるまい)


ちなみに、話中に、『衣通姫(そとおりひめ)(=衣通郎女)』の話が出てきますが、こちらは、第十九代允恭天皇の妃の衣通姫であって、允恭天皇の娘の衣通姫とは別人です。
娘の衣通姫の方は、実兄と通じたというので流刑になり(兄の方が流刑になってる文献もあり)、まあ、最後は二人とも死んでますが、これは一○×○向け素材でしょう(私には関係なしということで)。


……というわけで、氷瞬版小野小町なのでございます〜vvv
 





36000カウント記念小説 入り口








MENUへ記念MENUへ4番目の花壇MENUへ