47500カウント記念小説 47500カウントをGETしてくださったのは、黒井白沙さん。 お題は、 『 生花とドライフラワー 』 『 どちらがお好みでも構いません。 取扱いはお任せいたします 』 とのことでした。 |
黒井さん、リクエスト、どうもありがとうございますー!! 対応が遅れまして、まことに申し訳ございません〜;; と、もうお決まりになってしまったお詫びを書いて、さて、そういうわけで、今回のテーマはお花。 私自身が、お花とは縁遠い生活を送っているのに、ウチはお花絡みのリクエストをお題をいただくことが多いですね。 サイト名がお花畑なせいもあるかもしれないし、私が、瞬ちゃんをお花に例えることが多いからかもしれない。 しかし、この『花』は、結構クセモノです。 世阿弥なんかは、『花は心、種は態(わざ)』なーんて言ってて、芸の花(かなり乱暴に解釈すると『人の目を惹きつけるもの』?)について語ってますが、彼の言ってた『花』は生花の方――なんでしょうね。 舞台の上で、一瞬だけ咲き誇る花。 でも、彼の『花』は、彼の死から数百年経った今も生きているわけで。 基本的に、 生花は、『いつかは枯れるから美しいもの』で、 ドライフラワーは、『美の存続』『永遠の命』を象徴してる……のかな? 対照的でありながら、続いているもの。 ドライフラワーは生花が死んでできるもの。 でもって、この場合の死は、人々に忘れ去られるという死ではなくて、ドライフラワーはむしろ、生花としての命を捨てて、別の命を貰ったようなもの。 『人もかくありたいね〜』と思う一方で、 『死んだら、自分を何もかも抹消するのが潔いよな〜』とも思う。 げに、花はクセモノ、クセモノかな(シャレにもなっとらんのぉ) ……とかとか、お題をいただいた時には考えたのですが、結局、そんなこととはぜーんぜんカンケーのない話を書いてしまった。 (おい、こら、自分;;) ま、そんなこともあるやねぇ。 (そんなこともあるやねぇ……って、あーた;;) えーと、この話の中で、生花は『切り花』です。 普通、『生花』というのは『造花』に対して使う言葉ですから、そういう意味では、ドライフラワーも生花(自然の花)なんですよね。 で、切り花もドライフラワーも、人の目と心を楽しませるために、野から引き離されたものという点では、あんまり変わらないのであった。 ちなみに、ドライフラワーのアレンジメントを探していたら、ブリザード・フラワーというのを見つけました。 これって、コーヒーのフリーズドライみたいなものかしら? どっちにしても、私なんかが部屋に無造作にぶらさげて作るドライフラワーなんかとは、随分と色合いが違います……。 あと、人間のドライフラワー・クライオニクス。 星矢パロなら、クライオニクスなんて出さなくても、氷河が凍らせればそれで済むところですが、それじゃあ、SFに(?)なっちゃうから;; あと、クライオニクスより一歩進んだプロメテウス・プロジェクト。 (これは、私、知らなかったわ) ……以上のことから、勘のよろしい方は、今回、私がどんな話を書いたのか、既にお察しのことと思います。 おそらく、それで大当たり。 ベタなネタに挑戦してみました。 ベタです、ベタ。 (ところで、『べタ』ってどーゆー意味なんでしょ?) ちなみに、今回の話、ラストの前ページで、二つのエンディングに行くことができるようになっています。 とはいえ、3文字しか違わないんですけどね。 ヘタすると、違いがわからないかもしれません(なはずないって)。 でも、その3文字でラストは全然違うし、けど、主題は全く違わない。 この話を思いついたきっかけが、例によってチューリップ畑の掲示板。 その時、話題になっていたのは、池田理代子先生原作のアニメ『おにいさまへ…』。 『おにいさまへ…』のどこに引っかかったのかをここで書いてしまうと、ネタばれになりますので、ここでは、それには触れませんが……。 でも、一輝兄さんは出てきませんので、あしからず。 それにしても。 還暦氷河と若い瞬ちゃん話を書くチャンスを、みすみす逃してしまったわ;; ちょっと悔しい私であった……。 |