134500カウント記念小説


134500カウントをGETしてくださったのは、ドライヤー嫌いさん。


お題は、

『氷瞬で新撰組もの』もしくは、『ジャンヌダルクで瞬』のいずれか。

『氷瞬で新撰組もの』の場合には、『聖闘士・氷河に剣を握らせ、氷河と瞬の配役は何でもOKですが、土方・沖田(の役)はちらっとでも出し』、『時代が時代だけに、シリアス希望』


とのことでした。





N○K大河ドラマで、『新撰組!』が始まりました。
ドライヤー嫌いさん、『今、これを書かないでどーする!』なリクエスト、どうもありがとうございましたv

はい、実は結構悩んだのですが(ジャンヌ・ダルク瞬の方が書きやすいといえば、書きやすいので)、やっぱり、今書くのなら新撰組だろーなー……ということで、今回は『氷瞬で新撰組』の方を選ばせていただきました。

とはいえ。
実は、私、新撰組(とゆーか、幕末)、全く知らないのですね〜;
へたに写真が残っていたりして、ドリームに浸りきることができないせいもありますが、中学・高校と、歴史の授業がそこまで進まなかったので。特に高校は、『このあたりは倫社公民で出てくるから』みたいなことを言われて、すっ飛ばされたような気がします(そして、私は、公民をとっていないのであった;)(最悪;)


でも、まあ、何事もチャレンジです。
シロートにはシロートなりの、話の作り方・書き方がありましょう。
幕末フリークな方には物足りないかもしれませんが、笑って読み流していただけましたら幸いです。
で、それとは逆に、この時代に全く興味のない方もおいででしょう。
そういう方々には、今回の話は、多分に説明不足っぽいところがあると思いますが、そこのところも併せて、よろしくお願いいたします(でも、何をよろしく?)。

あ、ちなみに、『しんせんぐみ』は、『新組』と『新組』の両方の文字があるのですが、局長の近藤さんがどっちも使ってますので、とりあえず、今回の話では、お題にいただきました『撰』の字で通させていただきます。


さて、そういう訳で新撰組。
私が、こういうパラレルものを書く時にいちばん悩むのは、はっきり言いまして、ネタを探すことでもなければ、ストーリーを練ることでもなく、『名前をどうするか』です。
まして、これは、いわゆる半ナマ・ダブルパロ。
氷河を歳さん、瞬ちゃんを総司として、話を書いていいものか。

絵ならいいです。マンガであれば、それをしても違和感は(あまり)ないと思う。
名前がどうであれ、外見は氷河であり、瞬ちゃんなんですから。
でも、文字だけでそれを書く場合、『氷河』『瞬』という名前は、そのアイデンテティの9割を占めるほどの大事な記号なだけに、変えにくい。

なので、今回は、氷河や瞬ちゃんを新撰組隊士の誰かに重ねるのはやめまして、架空人物にいたしました。
作中出てくる三春藩11代藩主・秋田映季あきすえのみ、微妙に一輝兄さんに重ねています。


あと、新撰組の面々も、なるべく作為なく、独自色なく、これが一般的であろう(と、私が思っている)ところのイメージで書いてます。
とはいえ、その“一般的なイメージ”も、沖田総司あたり非常にアヤフヤで;
もう純真無垢な子供みたいな総司から、血を見てないと生きてる気がしないような冷酷無比な総司まで、いますからね〜、世間には。
一人称も、『僕』から『俺』から『私』から、様々ありますし。
私は、どっちかというと、人のいいおにーちゃんでいてほしい派なんですが、しかし彼は美形ではなかろう。
新撰組で美形といったら、やっぱり、土方さんか伊東甲子太郎あたりだと思います。

ちなみに、無理に新撰組隊士を星矢キャラにあてはめるとすると、私の中では、
近藤勇=バランさま、
歳さん=カミュ先生もしくはサガぴょん、
総司=星矢ちゃん、
なんですよね〜;(異論は多々ありましょうが)

何にしましても、皆様がそれぞれの隊士に抱いているイメージと今回の話の彼等のイメージが違いましたら、申し訳ありません(と、先に謝っておく;)。


で、今回の話に出てまいります、三春藩。
ちょうど新年に見た『独眼竜正宗』の再放映で、正宗の正室の愛姫の出身地である『三春』の地名の由来を聞いて、いいな〜と思ったばかりだったのと、自由民権運動の総帥・河野広中によって、戊辰戦争で重要な役割を果たした藩でしたので、ご登場願いました。ほどよく小藩でもありましたし。
詳しくは、このあたりどうぞ。
『西の高知、東の三春』、自由民権運動発祥の地です。
11代藩主・秋田映季は後に明治政府で貴族院議員になっています。
新撰組とは対照的に、時流に乗った方、と申せましょう。


ところで、私、実は、映画の『御法度』を観ていません。映画化の数年前に原作を読んだきりで。
なので、映画の冒頭部分がどうだったのかは知らないのですが、原作の冒頭部分は、新撰組の入隊実技試験だったと記憶しています。
話を書き終えてから、『ありゃりゃ、出だしが重なるな〜』と気付いたのですが、そこのところはご勘弁ください。
新参者の紹介には、これがいちばんいい手なのです。


あと、この話に出てくる薩摩の兵児二才へこにせ制度に関しましては、こちらの方から、お好きなページに飛んでください。
(まあ、要するに、藩をあげてのお稚児さん制度です)


タイトルは、もちろん、こちらの曲から。
冬と春の間、氷河と瞬ちゃんの間。
新撰組とか会津白虎隊とか、冬(旧時代)の最後の嵐のようなものだったみたいな気がします。
そして、やってきた春がのどかに暖かいものだったかというと、それは話が別ですが。
春には春の嵐があるのであった……。





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