218500カウント記念小説


218500カウントをGETしてくださったのは、しゅなーるさん。


お題は、

「『星矢が瞬にドキッとする』エピソードをクローズアップした話」


「きゃわさんが、氷河と瞬ちゃんがお互いを大切に思ってて甘々ラブラブやっちゃってるお話をお書きになりたいことは重々承知してるんですが〜中略〜まぁ、障害が2人の愛を深めてくれますよ(*^-^)b 」
とのコメントをいただきました。

しゅなーるさん、連続でリクエスト、どうもありがとうございますv
まじで、泣けるほど有難いです!


はい。そういうわけで、今回は、瞬ちゃんにドキッとする星矢ちゃんの話。
いただいたコメントに大受けして、「では行ってみようかー!」と張り切った私だったのですが。がーがーがー

んーと、チューリップ畑では、基本的に、ほもなのは氷河と瞬だけです。
他の登場人物は性的には全くノーマルです。
というか、氷河も瞬も本当はノーマルです。
ありがちな設定でまことに申し訳ありませんが、要するにチューリップ畑では、氷河にとっての瞬、瞬にとっての氷河だけが特別で、なぜか二人は恋に落ちていることになっています。

なので、ウチの星矢がウチの瞬にドキッとすることがあっても、そこに瞬個人に対する艶っぽい感情は存在しません。
艶っぽい意味を含んでドキッとすることがあったなら、それは瞬が氷河絡みで かもし出す雰囲気にドキッとしている――というレベルの『ドキッ』しかないのです(……と書きながら、それ以外の『ドキッ』を書いたことがあったような気がしてならない私なのですが、それは“基本”ではなく“例外”ということで;)。

しかし、今回のお題は、『星矢が瞬にドキッとする話』。
おそらく、これは、瞬ちゃんが何かとんでもないことをして、それを見た星矢ちゃんが心配でドキッとするとか、びっくりして心臓が跳ね上がるとか、そういった『ドキッ』を期待してのことではないと思われます(と、私は思いました)。

では、ウチの星矢をウチの瞬に対して、艶っぽい次元でドキッとさせるにはどうしたらよいか。
うーんうーんと悩みに悩み、結果、こーゆーことに相成りました。
相変わらず卑怯な手で逃げた上、星矢ちゃんは二人の愛を深める障害にもなっていない……。
「障害が二人の愛を深める」というよりは、「星矢ちゃんに、氷河と瞬のラブラブの証人になってもらった」という感じ。
でも、まあ、私の書く話ですから、せいぜいがこんなとこだと(自分でも)思います。
そして、こんなふうな話になるのは、しゅなーるさんにも想定内のことだったのではないかと思っている私なのですが、はたして?

話の中心(というか、世界の中心)にいるのは、もちろん瞬なわけなんですが、今回の話では、瞬が世界の中心的存在でいる根拠(つまりは瞬の魅力)がほとんど書けていなくて、自分でもちょっと何だかなー……というところがあります。
でも、何と申しますか、瞬ちゃんが魅力的であるということはチューリップ畑の大前提ということで、そのあたりの描写不足は大目に見ていただきたく思います。

でもって、この話の中で氷河がしていることは、程度の差こそあれ、ある意味では誰もが自然にできていることなのですが、そこはそれ、話を作るための針小棒大操作。

性的魅力というものは、情熱的なオトコが その情熱を自分の意思で抑制しているところから にじみ出てくるものだと、私は思います。
あからさまに鼻息荒いのは、ちっともセクシーじゃないと思う私。

――とかとか、前振りであれこれ書いても、これから話をお読みくださる方々には意味が通じない上に、ネタバレになる可能性もありますので、この件に関してはこのへんで中断。

作中出てくるサラ・ベルナールは、19世紀に世界をまたにかけて活躍した女優さん。
ミュシャのポスターのモデルとしても有名ですが、「私には千人を超える恋人がいる」と豪語するほどモテた人で、そのお相手も有名人揃い。が、精神的には少々問題のある女性だったようです。


それにしても。
私のキリリク作品はいつも、リクエストしてくださった方のご期待を裏切ることが多く(意図的にお題の素直な解釈を避けている部分もあるのですが)、本当に申し訳なく思っています。すみません;
いや、でも、まさか、私が、星矢ちゃんと瞬ちゃんのいちゃいちゃ話を書くなんてこと、誰も期待してませんよね……?





218500カウント記念小説 入り口










MENUへ記念MENUへ7番目の花壇MENUへ