『エロかわいい瞬ちゃんに悶える氷河』 「できたらギャグテイストで、氷河は瞬ちゃん溺愛。変態っぽいと面白いと思います。それと青銅フルメンバーでお願いできたら、なお嬉しいです」 とのことでした。 ポッポさん、リクエストどうもありがとうございます! さて、今回のお題のポイントは『エロかわいい』なのではないかと思います。 この場合の『エロ』は、『エロティック(=扇情的)』の意でございましょう。 要するに、ポッポさんのご希望は、『劣情を誘う雰囲気を持った瞬』(と、私は解しました)。 が、まずもって私の書く瞬には色気がない。 幣サイトにおける瞬のキャラ設定の根幹は、「我が最愛の弟の清らかな心」「お心清らかな冥界の王」。 キーワードは『清らか』。 『清らかだけど、えっちは大好き』なのがウチの瞬なのです。 (↑ この設定って、男性向けロリキャラの王道設定なのじゃないかと思うんですが、どうなんでしょ) ともあれ、今回は、この瞬を、見た目だけでもエロティックにしなければならなくなったわけです。 では、人は、何をエロティックと感じるのか。 これは、大抵の場合は、その対象物そのものより、その対象物を見る側の意識の問題であろうと思われます。 たとえば、『20世紀アメリカのセックスシンボル』と呼ばれたマリリン・モンロー。 彼女の生涯を知っている私は、彼女の写真を見ると、「かわいそうで可愛い女性」と思う。 ですが、当然のことながら彼女を「セクシーだ」と感じる人は多いでしょう。 つまり、瞬ちゃんをエロティックにしようと思ったら、瞬ちゃんを見る氷河の目を変えなければならないのです。しかも、『変態っぽく』との条件つき。 この『変態っぽく』も難しい。 まさか、今時、このご時世、「ほもだからヘンタイでしょ」などという意見は通りません。 差別発言になりかねないという問題もありますが、それ以前に、このチューリップ畑でその理屈を通すのは無理無謀というもの。 ですので、私は考えました。氷河をどうヘンタイにすべきかを。 ナルシシズム、フェティシズム、女装趣味、ジェロントフィリア、偶像嗜愛、近親性愛、動物性愛、畸形愛好、死体愛好、サディズム、マゾヒズム、カニバリズム、スカトロジア、露出症、窃視症、ETC.ETC. あれは駄目、これも無理、それも嫌ー! と散々苦悩し、数々のヘンタイ要素を却下したあと、私が氷河に許すことのできるヘンタイ要素として残ったのは、『ショタ(←ネタバレ注意)』でした。これなら何とか、受け入れられそうだと思いました。もちろん、瞬ちゃん限定で(←ここ大事)。 よし、じゃあ、その線で――と、私は話を書き始めたのですが。 私は、氷河をいかにヘンタイにするかということに気をとられすぎたあまり、お題の『青銅フルメンバー』という条件を、すぽぽぽぽーんと忘れてしまっていたのです。 慌てて、一輝兄さん絡みの1シーンを挿入したのはいいのですが、かなり無理なことをしてしまったので、ちょっと(どころか、かなり)不自然かも; でも、もしかしたら『青銅フルメンバー』というのは、邪武クンや檄クンたちも含んでのことだった……のでしょうか。 だとしたら、本当に申し訳ありません。 これは、ヘンタイな氷河に目のくらんだ私の大ポカでございます。すみません。 ですが、今回のリクエスト対応でのいちばんの不備は、何といっても『ギャグテイストが薄すぎる』ことのような気がいたします。 これも、ヘンタイ氷河に気をとられた私が、軽快な文章を心掛けなかったせい。 それでなくても、気力体力が充実していないと、なかなか勢いのあるギャグは書けないもの。コンディション抜群状態で乗り乗りで書けたとしても、外すことが多々あるのがギャグストーリー。 笑えるギャグを書ける人は、本当に偉大です。 それにしても、そうこう考えながら、今回の話の制作過程を振り返るだに、恐るべきはヘンタイ氷河。 ここまで もの書き作業中の私の目と意識を奪ってしまうとは! ある一つのことに気をとられると周囲が見えなくなるのは 氷河の得意技ですが、今回の私は、その彼と同じことをしてしまった模様。 これも『朱に交われば赤くなる』の一例といえるのでしょうか。 以後このようなことのないように、厳しく自分を律したいと思います。 いやしかし、ヘンタイ性を加味した氷河をモーソーすることが、こんなに楽しいことだったとは! 氷瞬二次創作に新たな楽しみを見い出した気分です。 ポッポさん、リクエスト、どうもありがとうございました! 色気不足&ギャグ不足な話で申し訳ありません〜; |