530000カウント記念小説


530000カウントをGETしてくださったのは、マメシバさん。


お題は、

『瞬ちゃんを巡って、氷河・一輝・ハーデスの三つ巴の戦い』


拙作 『 Je Reviens -私は戻ってくる- 』の作中の、
「ここに一輝が来て、三つ巴の戦いになったら、もっと面白くて ややこしいことになりそうだな」
という星矢のセリフをきっかけに思いつかれた お題で、
「氷河・一輝・ハーデスの三つ巴の、瞬ちゃんを巡る崇高(?)なバトル(?)が見たいです」

――とのことでした。

マメシバさん、リクエスト、どうもありがとうございます!

上記リクエストをいただいてから、私は、一応 用心のため、念のため、
「ウチの氷河、一輝、ハーデスは、瞬に並々ならぬ執着心を抱いてはおりますが、純粋な(?)恋愛感情のみで動いているのは氷河だけなので、華麗な恋の鞘当て風な展開にはならないかもしれませんが、それでもよろしいでしょうか」
と、お伺いを立てさせていただきました。
そして、
「恋の鞘当て風展開でなくて全然OKです」
との お返事をいただき、安心して(好き勝手に)書かせていただいた次第です。

その際、マメシバさんには、
「ハーデス&一輝の共同戦線(呉越同舟?)で、氷河に対抗──というのも良いな、と思ったのですが……」
という お言葉をいただきまして。
リクエストを下さった方の ご期待には少しでも応えたいですし、私だけが好き勝手に話を書くのも申し訳ないので、私は私なりに『ハーデスと一輝の呉越同舟』路線を目指して、頑張ってみました。
ええ、頑張ってはみたのです。
実際、私なりに すーごくすーごく頑張ったのですが。

なぜか できあがったのは、『“呉越同舟”な二人』ではなく『“同舟なのに呉越”な二人』。
「どーして、キミたちは もっと仲良くできないの!」
と、思わずゲンコ用紙に向かって叫んでしまった私です。

普通は『敵の敵は味方』、共通の第三の敵が目の前に現われたなら、敵対し合っていた二者も手を取り合って 共通の敵を倒そうとするものではないでしょうか。
宇宙人が攻めてきたら、それまで戦争していた国々だって一致団結して外敵に備えるのがセオリーというもの(これは むしろ、ハリウッド映画的セオリーと言うべきことかもしれませんが)。

「なのに どうして、ここまで我を通したがるんだ、この人たちは!」
と、私は 三人の男たちには心底から呆れてしまいましたです。
(もちろん、話を書いたのは私ですけど、彼等は勝手に彼等の意思で動きまわってしまうので)

結局、華麗なバトルでも崇高なバトルでもない 破茶滅茶ストーリーになってしまいましたが、その責任は、私ではなく、あの三人の男たちの我の強さにあるような気がします。
彼等の辞書には、『協調』『妥協』『譲歩』等の単語は絶対に載っていませんね。
『愛』や『清らか』の説明内容も微妙に違っていそう。
そして、彼等の辞書の『瞬』の項に何が書かれているのか、ぜひ読んでみたいと思う私でございます。


そんなこんなで。
マメシバさん、リクエスト、どうもありがとうございました!
登場人物は全員(一応)美形ばかりのはずなのに、非華麗、非崇高な三つ巴話。
文責は私にありますが、できれば本作に対するクレームは、協調性に欠ける三人の男たちの方に お寄せいただけますよう、心から お願い申し上げます。





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