紫龍 「(雰囲気が険悪になってきたので散会を図り)お、いつの間にか12時を過ぎてるな」
星矢 「メリー・クリスマス! なーんて、無宗教でアテナの聖闘士の俺たちが言うのもなぁ」
紫龍 「瞬もケーキを食えれば、クリスマスでも潅仏会でも何でもいいんだろう?」
「そりゃ……僕は、キリスト教よりはブッダの教えの方が人に優しいから好きだけど、イブにその発言はまずいんじゃないの? 最後の審判で地獄堕ちだよ」
紫龍 「その時は、もっと寛大な神にすがることにするさ。そろそろ散会しよう。きゃわへの義務は果たした」

氷河、途端に嬉しそうな表情。
一輝、それを見て、ムッとなる。

一輝 「氷河、貴様、わかってるのか!? 今日はイブだぞ。聖夜だぞ。聖夜ってのは、聖なる夜と書くんだぞ。敬虔な気持ちで過ごせ! ××なんてとんでもない、もってのほかだっ!」
氷河 「(ぼそりと)去年もした
一輝 「〜〜っっっ!!!」

拳をぶるぶると奮わせる一輝を尻目に、氷河、瞬を伴ってラウンジを出ていく。






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