瞬が出ていく。
そして、俺の部屋はまた空っぽになった。
空虚な部屋な部屋にひとり取り残された俺は――本当に馬鹿な話だ。
すぐに、服を着て、瞬を追いかけた。
瞬を迎えに来る男が何者なのかを確かめずにはいられなくて。
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