瞬の攻撃は続く。 そして、防衛費年間5兆円をつぎ込んでいる自衛隊の“攻撃力”は、なかなかどうして半端なものではなかった。 瞬の攻撃(=夜の生活の拒否)にさらされている氷河の股間──もとい、沽券──は、彼が表情を読み取ることのできない仮面をつけていても、そして、目で氷河の股間がわかる瞬でなくても、一目瞭然で見てとれるほどにいきり立って──もとい、風前の灯だった。 それでも意地を張り続ける氷河に、星矢と紫龍は、内心で驚嘆し、しまいには尊敬の念さえ抱き始めていた。 |
■ 注 ■
この話に自衛隊批判の意図は全くありません。 震災時の自衛隊の皆様方の活動に、私は同国人として感動と感謝の念を抱いておりますので、念のため。 |