A Sweet Sweet Voice
いつものように夜は終わったはずだった。
そして、新しい朝がやってくる。
事件は夕べのうちに起きていたのだろう。
しかし、それが発覚したのは、秋の快い朝の光が二人の上に降りてきた その時だった。
「おはよう、氷河」
「ああ」
同じベッドの上で、いつもと同じように朝の挨拶をする。
そして、氷河と瞬は、世界が昨日までとは全く違っていることに気付き、愕然とした。
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