さて、こちらは、日頃から一生懸命努めているのに、いつもそれが空回りして、一向に報われる気配のない氷の国の氷河です。 氷の国の氷河は、たれたれ氷河さんの心憎いばかりの日頃のサービスと精進のことをちっとも知らなかったので、いつもいつもたれたれ氷河さんを幸運な男だと羨んでいました。 ですから、たれたれ氷河さんから、氷の国訪問の打診を受けた時、氷の国の氷河は、 『これは、“幸せな氷河”になる秘訣を聞き出すいいチャンスだ!』 と考えて、一も二もなく、たれたれさん宅のお二人の氷の国訪問を歓迎する旨の返事を出したのです。 氷の国の氷河から、二人の訪問のことを聞いた小人たちも大喜び。 小人たちは、早速、二人の歓迎セレモニーのための新作ダンスの特訓を始めました。 氷瞬城の庭に、氷のステージを作り、 「わーん、このステージ滑るーっっ;;」 すってーん☆ 「そこんとこは、3回まわってジャンプの方がかっこよくない?」 ころり〜ん☆ てな感じで、たれたれさん宅のお二人のおもてなしの準備は着々と(?)進んでいきました。 たれたれさん宅のお二人の到着が明日に迫った頃には、 「このステージ滑りすぎて、着地が決まらない〜っっ !! 」 すてててて〜ん☆ 「もう、時間がないのに〜;; あーん、あーん、あーん 。・゚゚・(>_<)・゚゚・。 」 ころころり〜ん☆ という具合いで、氷の国の氷河は、そんな15人を慰め励ますのに四苦八苦。 はたして氷の国の小人たちの新作ダンスは、晴れの舞台に間に合うのでしょうか !? |