哀しい時は長く感じられるものですが、楽しい時は、あっという間に過ぎていきます。 小人たちと氷の国の氷河が氷の国に帰る日が近付いていました。 最近の小人たちは、やがて訪れる別れの時を惜しむように、たれたれ氷河さんにべったり。 氷の国の氷河の哀れは、おかげで、頂点と極限を極めていました。 今日の小人たちの午後のレクリエーションは、たれたれ氷河さん登りです。 居間のソファに座っているたれたれ氷河さんに登ったり、腕を滑り降りたり、頭のてっぺんで宙返りをしたり。 そうして遊び疲れた小人たちは、たれたれ氷河さんの膝を枕にして──もとい、ベッドにして──お昼寝です。 1号〜7号はたれたれ氷河さんの右脚の腿、8号〜14号は左脚の腿にから〜っ☆ と並び、えっち好き担当の15号は、右でも左でもないところで、すやすやすや。 しかも、たれたれ氷河さんの横には、たれたれ瞬ちゃんまでがぴっとりとくっついています。 片手両脚股間に花! それは、とても妖しく、とてもほのぼのした光景でした。 |