愛の往復書簡

〜氷の国からあったかい国へ 5〜









たれたれ瞬ちゃん、すごぉい!

背番号も見えてないのに、あれが8号だってわかるなんて!
背番号なしの僕たちの区別がつくのは、僕たちの氷河とたれたれ瞬ちゃんくらいのものです。
たれたれ氷河さんは……ん〜、『たれたれ瞬ちゃん』と『そうでない瞬』って区別しかついてないような気もするけど、ほんとのとこはどうなんでしょう?


氷河は、たれたれ瞬ちゃんへのお礼の『イチゴの花飾りケーキ』のタペストリーを作ったら、今度はたれたれ氷河さんへのお礼に、『お花畑にいる たれたれ瞬ちゃん』を作りたいらしいんだけど、たれたれ氷河さんは、たれたれ瞬ちゃんがモデルになる許可はもちろん、写真の1枚もくれないだろうから無理かなぁ……と、ぼやいています。


UFOサツマイモパイとアップルパイ、どうもごちそう様でしたーっっ !!
たれたれ瞬ちゃんのアップルパイが極上なことは知ってたけど、サツマイモパイは初めてVv
UFO型パイは、これまた僕たちのUFOにちょうどいいサイズで、僕たちはサツマイモパイの周りで、宇宙人ごっこをしてからUFOパイを食べました。

宇宙人ごっこは、最初はすごく楽しかったんだけど、そのうちに、
『僕たちがこのUFOにさらわれて、どこか遠くに連れていかれちゃったら、僕たちの氷河は一人ぽっちでどうするのかしら』
って空想しちゃったもんだから、途中からどよ〜ん★ ってなっちゃったの。

でも、氷河が、
「そんなことになったら、俺は、氷のUFOを作って追いかけて、必ずおまえたちを取り戻す!」
と真剣な顔をして言ってくれたので、ぼくたちはすぐ浮上しました。

そんなふうに言ってくれる氷河って、素敵v
僕たち、もしかして氷河にすご〜く愛されてるのかも。
えへへへへ〜v


あ、そーだ。
僕たちの氷河、たれたれ瞬ちゃんからのお手紙を見て、「うーん」って唸ってましたよ。
「たれたれ家ほどの氷瞬家でも、まだ“初めて”するような技があるのか。××の道は果てしなく遠いんだな……」
って、何かを決意するみたいに呟いてました。

そんな顔してる氷河もすごく素敵v
ほんとに、僕たちの氷河は何をしててもカッコいいです。

あ、それから、
「☆◆を△○する時のアドバイス、どうもありがとう。早速試してみるぞ」
って、伝えておいてって言ってました。


それからそれからね。
飴を舐める件なんだけど、実は僕たちも気になって……


あ、氷河が呼んで――