「おまえたち、どうしたんだ?」
氷の国の氷河は、氷の国の国会で議決された重要事項の内容も知らずに、とってもノンキ。


「あ、何でもなーいv あのね、氷河。僕たち、たれたれ瞬ちゃんに、小人さんチョコももらったんだよ ! 」
「ああ、可愛いな」
「でしょでしょv」× 15

氷の国の氷河は、本当にウカツでした。
小人さん型取りチョコを褒められた小人たちは、やっぱり、自分たちは小人でいた方が可愛いんだとすっかり信じ込んでしまったのです。

氷の国の氷河は、小人たちにはいつも『可愛い、可愛い』を連発していましたが、合体瞬には『あわあわあわ』しか言ってあげていませんでしたから、小人たちがそう思い込むのも無理からぬことでした。



「じゃ、一緒にお礼の手紙を書くか」
「わーい !! 」× 15

小人たちの決意は、あっさり決まったわりに、強固なものでした。
合体してつぎはぎ人間になり、氷の国の氷河に『あわあわ』言われるよりだったら、小人のままで『可愛い、可愛い』って言ってもらっている方がずっといいですものね。




いすれにしても、どーしても、そういうわけで、氷の国の氷瞬城には、めでたく平和な日常が(?)戻ってきたのです。


たれたれ瞬ちゃん、たれたれ氷河さん、素敵な加害授業をどうもありがとう♪





The Happy End
(なわけがありません)