ともあれ、そういうわけで、裁判は無事に(?)終わり、小人さんたちはこれまで通り、氷の国の氷瞬城で、氷の国の氷河と一緒に暮らしていられることになりました。

世界中が氷の国の氷河の勝利を喜び、世界中から氷の国の氷河のもとに祝電やお祝いメールが届きました。


「わーい、わーい、わーい !! 氷河―、僕たち、いつまでもいつまでもずっと一緒にいようねーっっ !! 」× 15

小人たちも、氷の国の氷河と離れ離れにならずに済んだので、大喜びです。


氷の国の氷河も、当然、この結果には大喜び!

――したはずです。
なにせ、愛する小人たちとずっと一緒にいられるようになったんですから。

(…………俺は便所コーロギだったのか……? そ……そーなのか??)



世界的に便所コーロギとして認められてしまった氷の国の氷河が、その後、どういう人生を歩むのかは、神様だけが知っていることなのです……。