『待たせたな、諸君。では、これからいよいよ運命の最終問題、9曲の洗濯だ!(←意味は違っていても発音は同じなので問題はない) “小人たちの、どっちのケーキにショー”。自分の番号のケーキに向かって走る小人たちを見て感動の涙せよ! それでは、スタート! 走れ小人たちー !! 』

氷の国の氷河の合図を聞いて、小人たちは控えブースから飛び出しました。
そして、勢いよく走り出し!
スタートラインとケーキのちょうど真ん中あたりで、15人全員が立ち止まってしまったのです……。


1号(…………)
2号(…………)
3号(…………)
4号(…………)
5号(…………)
6号(…………)
7号(…………)
8号(…………)
9号(…………)
10号(…………)
11号(…………)
12号(…………)
13号(…………)
14号(…………)
15号(…………)

(どうしよう どれか一つなんて選べない……)
(全部食べたいよ〜 !! )


選択対象は他でもない、たれたれ瞬ちゃんお手製のケーキ。
小人たちにとっては、人生の内の大きな割合を占める大切な存在です。
その大切なケーキを目前にして、簡単に決断なんかできるはずがありません。


場内は、水を打ったように静まりかえっています。
果たしてどうなる、『小人さんたちのどっちのケーキにショー』もとい、サイン会。

小人たちとケーキの運命は!
それより何より、これで最終人数が本当に10人単位になるというのでしょうか !?

自信満々の発案者たれたれ氷河さんは、不敵に余裕の笑みを浮かべていますー !!