ピンク : 氷の国の小人たち 1〜8号・10〜15号ちゃん
オレンジ色 : 9号ちゃん
: 氷の国の氷河
: プルーストさん 心の声



Q4 どんな過ちに対して、一番寛容になりますか?



「うーん、これは難しいね〜」
「お菓子作りの失敗なんか、絶対許せないし」
「氷河、時々、パンケーキ焦がすよね」
「あれは許せないよね」
「焦げたとこ、にがいもんね」

「ぱんつの刺繍を失敗されるのもヤだな〜」
「あ、でも、それは氷河、最近失敗しなくなったね」
「精進してるもんね」

「氷河が、床で転んじゃうみたいな過ちとか」
「でも、それで、昨日、僕、氷河に潰されそうになったよ〜;;」
「それは許せないね」

「……ねえ。氷河がどっかの女の人とアヤマチを犯すのはどう?」
「あ、それなら、僕たちに実害なくていいね」
「パンケーキはおいしいままだし」
「ぱんつも可愛いし」
「僕も潰されない〜vv」

「問題は、僕たちの氷河にそんなアヤマチを犯す甲斐性がないってことだね」
「だから、許せるんじゃない〜v」× 14
「絶対にありえないアヤマチになら」
「寛容になれるね〜」

「賛成―!!」× 15

(小人さんたち、なかなかシビアな目で氷の国の氷河を見とるな。しかし、絶対にありえない過ちになら寛容になれるっちゅーことは、起こり得る全ての過ちに寛容になれないっちゅーことやないかい? 氷の国の氷河もシビアな人生 送っとるな〜。で、氷の国の氷河はどないなんや)


「こ……小人たちは、俺と違って、過ちなんか犯さないから……」


(過ちも過ちに思えないっちゅーことか……。てことは、どんな過ちでも許せるっちゅーことや。寛容の極みやな、まさに。うっ……哀れや……)


さてさて、こんな調子で、続きはどうなるんでしょう?