翌日の団子屋さんの盛況ぶりをわざわざ報告する必要はありませんね。
おじさんも小人たちも、それから毎日、骨身を惜しまずに働き、岡っ引き氷河も、岡っ引きの仕事をそっちのけで、小人さんマーク入りの暖簾や座布団、お団子の刺繍つきの小人たち用前掛けを作ってお店のために頑張りました。
そうして。
やがて、おじさんと小人たちのお団子屋は江戸の町の名物になり、小人たちもまた江戸の町のアイドルになっていったのです。
江戸の町を揺るがす大事件が起きたのは、そんなある日のことでした。
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