「さあ、言ってごらんなさい。3番目の願いはなーに?」 ぴちぴちマーメイドのテティスが、9号に、彼の――彼等の――最後の願い事を尋ねてきます。 ぴちぴちマーメイドのテティスに促されて、9号はゆっくりと口を開きました。 「僕の3番目の願いは……」
カミュ物理学者とミロ医学者と銭形氷河と小人たちとその他大勢が見守る中、9号は最後の願い事を口にしました。 「3番目の願いは、『僕たちの氷河が幸せになれますよーに!』」 「その願い、聞き届けたーっっ !! 」 ぴちぴちマーメイドのテティスは、もちろん、すぐに9号の願いを叶えてくれました。 その結果― !!!! ――その結果がどうなったのかは、第九話に続きます。
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