俺の後ろ盾だった、神聖ローマ皇帝フェデリーコ2世も死んだ。
もはや、俺がヴェローナの領主に返り咲くことは不可能だろう。
俺は、強力な軍隊と恐怖で民衆を支配していた。
その術を失ったのだ。
おまえの言うことを聞いて、もっと領民に慈悲を垂れておくべきだった。
おまえへの手紙はこれきりにする。
俺は野心を捨ててひっそりと生きていこうと思う
1262.7.20 エッツェリーノ・ダ・ロマーノ
【dopo】