「あれ? なんだか、おやつの数が減ったみたい」
「拾い忘れたのがあるのかもしれない」
「それに、ちょっとずつ食べてたもんね」
「マーマたちが持ってる分を補充すればいい」
「そうだね、早くマーマたちのとこに行こ」



落とし穴の側に、ピンクやレモン色の花を咲かせたコスモスの花壇がありました。

風もないのに、なぜか、コスモス花はさわさわと揺れていました。






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