80000カウント記念小説


80000カウントをGETしてくださったのは、哀川レイラさん。


お題は、


『 氷河と瞬の就職活動 』

『 瞬ちゃんが学生で氷河様が面接官、とか、その逆とかでもいいです。
あと、一輝兄さんや星矢達が多少でも絡んでくれれば最高です。
ギャグでもシリアスでもラブコメでも何でもかまいません 』



とのことでした。



哀川さん、リクエスト、どうもありがとうございます〜。


さてさて、そんなわけで、氷河と瞬ちゃんの就職活動。
……なわけですが。


こーれーはー、なんだか、ちょっとマジ入っちゃってるかも;;


就職活動というと、あまり楽しい思い出がないんですよ、私〜;;

人に誇れる才があるわけでもなく、自慢できるような特技を持っているわけでもなく、A型気質で生真面目だけがとりえの私、『公務員か銀行向きなんじゃない?』と周囲に言われて、なーんとなく、銀行方面で就職活動を始めたのですが……。
もう、散々でした!(そもそも銀行は、両親同居の自宅通勤でない女子は採らないのだと、後になって知りました)(今もそうなんでしょうか?)

何社も玉砕粉砕した後で、就職課の先生に、
「あなたは、就職活動の取り組み方を間違えています」
とまで言われましたよ、私は;;
そして、実は、その後で、先生の薦める某東証一部上場企業に行ったら、面接も試験も免除(!)、履歴書提出だけで内定をもらえたのです。
確かに、私は何かを間違っていたらしい……。


何にしても、辛く切ない思い出ばかり。
あれは、私が、社会というものを(本当の社会というものを)知った最初の最初。
それまでは、何事も、真面目に努力すれば、しただけの報いがあり、怠けてたら怠けてたことへの報いが当然のこととしてあった。
受験だって、そうですよね。
自分の持つハンデに泣くことがあったって、それは結局子供の立場でのことだった。

でも、就職活動は違う。
努力ではどーにもならない、家庭環境、親の力。
そういうものがハバをきかせてて、そういうものに恵まれていない人間は、かーなーりー苦労する。
おまけに性差別。

世の中平等じゃないということを、理屈では知っていても、まじに厳しく実感体感したのは、私はあれが初めてでした。


やーっぱ、就職活動と子育てをして、コドモはオトナになるのよね〜。
えっちごときで、コドモはオトナになりません(でも、瞬ちゃんにはイタしていただく;;)(おーい)


しかし、就職活動。
考えてみれば、瞬ちゃんたちの就職活動は、修行地での修行だったわけです。
普通に育ってて就職活動するのと、修行地での修行、どっちが辛かったのかと考えると……うーん。

(↑ 『なぜ悩むんだ。修行の方が辛いに決まってるじゃないか!』と思われる方は、幸せな方だと思うです)



ちなみに、社会人な皆様にはお馴染みかと思いますが。
この話の中での氷河の会社は、ムーディーズとか、S&Pみたいな、企業の格付け(成績表ですね、つまり。一例としてこんなふう)のための調査をしているようなトコ、とお思いください。
企業は、この成績表に一喜一憂するのです。
この通知表の評価がひとつ下がっただけで、銀行なんかは『アブない』という噂が立ち、へたすりゃむにゃむにゃ。
どこぞの大臣サマなんかよりずっとずっと怖いのです;;


それから。
一輝にーさんと星矢ちゃん、あんまり(というか、ほとんど)出せませんでした;;(しかも、超唐突に出てくるし)
いらんところで、マジになりすぎ、行を割きすぎてしまいまして……;;
すすすすすすすすすみませんです〜;;

 





80000カウント記念小説 入り口








MENUへ記念MENUへ5番目の花壇MENUへ