A Wonderful World
〜 空薫さんに捧ぐ 〜
木々は緑に萌え、紅い薔薇が咲いている
あなたと私のために
世界はなんて素晴らしいんだろう
空はどこまでも青く、白い雲が浮かぶ
輝く恵みの朝 と 聖なる闇の夜
世界はなんて素晴らしいんだろう
空の鮮やかな虹が、行きかう人々の頬を染めている
仲間たちが挨拶を交わしながら、手を握り合っている
彼等は、互いに、『君を愛しているよ』と伝え合っているんだ
今は泣いている赤ん坊も、やがて大人になり
私以上に多くのことを知る日がくるだろう
ああ、この世はなんて素晴らしい
世界は、なんて素晴らしいんだろう――
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