『日常ほのぼの喧嘩 年少組(瞬・星矢) VS 年長組(氷河・紫龍・一輝)』 『聖闘士聖矢はその作品柄 平和な時間の描写が少なかったため、彼らの何でもない日常的な風景を』ご覧になりたいとのことでした。 渚月さん、リクエストどうもありがとうございます! お題をいただいて、 「おお、これは(チューリップ畑では)新しいパターン!」 と、ちょっと興奮してしまいました。 『愛した人は敵だった』ではなく、『氷河と一輝兄さんが手を組む』というところにv で、『日常ほのぼの』ということでしたので、ストーリー自体は、これ以上ないくらいありふれた日常ネタでいくことに決めて、 「さあ、氷河と一輝兄さんにタッグを組ませるぞ!」 と意気込んで書き始めた私だったわけなのですが。が。が。 執筆開始から30分もしないうちに、私の部屋は、 「氷河ーっ、あんまり我を通すなーっ!」 「私の思う通りに ――てな感じの阿鼻叫喚の巷と化すことになってしまったのでした。 どーしてどーして、こんなことになるのだー!? 渚月さん、すみません〜; 私はまじで真剣に、アダルトに、セクシーに、カッコよくつるむ氷河と兄さんを書くつもりだったんです。きゃんきゃん吠える星矢ちゃんと瞬ちゃんを軽くいなす感じの、クールビューティー&セクシービューティーな2人を! (紫龍は、半歩下がったところでオブザーバー風にして、氷河と一輝兄さんを熱くクールにつるませようと思った) なのに、なのに、なのに。 ぎょーくーさーいーーー! あー……何と申しますか、ウチの氷河は自己主張が強すぎます。ストーリーのために自分を曲げるということをしてくれない。 氷河がこんなに手のかかる男だったなんて、知ってるつもりで、私はその実まるでわかっていませんでした; (いや、氷河にクールの役を振ろうとしたことが、そもそも無謀の極みだったとも思うんですけどね)(そして、振り回されてもいいと思えるオトコに振り回されているのは、なかなか愉快なことなんですけどね) 渚月さんには、二拝三拝四拝五拝して お詫び申し上げます。 本っ当にすみませんでした(でも、いちばん悪いのは氷河だもん)(責任転嫁はやめましょう) ちなみに、今回の話の中に、お醤油の起源についての記述があります。こちらは諸説あるようなんですが、私は、とりあえず その中でも最も古そうな説を採用させていただきました。 あと、作中で一輝兄さんがちょっとセコい真似をしておりますが、私は彼はそんな(器用な)ことのできる男ではないと思っています。 ただ、氷河と違って一輝兄さんは、私の意思でストーリーに都合よく動かせる&変えられるキャラなので、こういう災難にも遭ってしまうのでした。 兄さんファンの皆様には、申し訳ありません; ああ、でも、いちばん申し訳ないと思うのは、『日常ほのぼの』をリクエストしていただいたのに、 「これは日常ほのぼのストーリーです!」 と胸を張って主張できない話になってしまったことでしょうか。 こんな日常、私だったらちょっと嫌かも; まあ、でも、氷河と瞬ちゃんの恋は いつもいつでも波乱万丈ということで。 チューリップ畑キリリク話を読むときの常備品『寛大なお心』を服用後、どうぞ呆れずに読んでやってくださいませ〜。 |