星の子学園の子供たちの計画は、星矢の依頼を受けた美穂が子供たちに告げた、 「アテナの聖闘士っていうのは、みんなとみんなが住む世界を守るために命を賭けて戦ってくれてるのよ。星矢ちゃんや氷河さんが安心して戦えるように、みんなは、氷河さんに頼らなくても絵梨衣ちゃんを守れるくらい強くならなくちゃね」 という言葉で頓挫することになった。 美穂にそう言われた子供たちは、 「絵梨衣ねーちゃんは俺たちに任せとけー」 と張り切って、それと同時に、自分たちが思いついた計画をすっかり忘れてしまったらしい。 正義はどこにあり、人が戦いをやめられない真の理由は何なのか。 人の住む世界から戦いが消える日は本当にやってくるのか。 人が最初の戦いを始めて以来、数千年。 答えの出ない謎は依然として人類の前に横たわっているが、人は確かに、誰もが愛する者のために それぞれの戦いを戦っている。 Fin.
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