519000カウント記念小説


519000カウントをGETしてくださったのは、いちごさん。


お題は、

キーワードは 『くじ引き』 『サプライズ』 『黄金』


「超仲良し星矢と瞬、妙に気の合う氷河と紫龍、そして もちろん、ラブラブの氷河瞬! でお願いします。
たまには氷河と紫龍に絡んでほしいと思ってしまったのです」

――とのことでした。

いちごさん、リクエスト、どうもありがとうございました!

はい、そういうわけで、三題噺です。
星矢で黄金といったら、やはり黄金聖闘士──なのではないかと思います。
あとは黄金のリンゴや ギリシャ神話で言う黄金の時代が連想されるくらいでしょうか。
今回は、私にしては珍しく、『黄金』は、素直に 黄金聖闘士でいかせていただきました。

Ωが始まると聞いた時、私がいちばん心配したのは、当然のことながら無印青銅聖闘士たちはどうなるのかということでした。
Ωの制作が発表されて、詳細情報が入ってきていない頃、私を含めた大方の見方は、「無印青銅聖闘士たちは 黄金聖闘士になっているだろう」というものだったように思います。
そして、無印星矢の黄金聖闘士様方が、ハーデスとの聖戦に備えて 力を温存しておこうとしていたように、黄金聖闘士になった無印青銅聖闘士たちも、よほどのことがない限り、Ω青銅聖闘士たちの戦いには関わらない(=Ω青銅聖闘士たちの活躍の場を奪わない)展開になるのだろうと思っていた。
前作のキャラが あまり出張るのもよろしくないですし、黄金聖闘士になっているのなら、いわゆる閑職だけど昇進していることになるので、無印青銅聖闘士ファンも納得するでしょうから、そのあたりが無難な落としどころだろうと思っていたわけです。

で、当時、黄金聖闘士になった無印青銅聖闘士たちの姿・立場・変化等を あれこれと想像していたのですが、今回の話は それをネタにした話──といえるかもしれません(かなり いじりまわしすぎて、ほとんど別物になっているような気もしますが)。

黄金聖闘士になる青銅聖闘士たち。
まあ、冥界編での実績を鑑みて、何のひねりもなく考えれば、星矢ちゃん=射手座、紫龍=天秤座、氷河=水瓶座、瞬ちゃん=乙女座、一輝兄さん=獅子座──でしょう。
対抗で、紫龍に山羊座、瞬ちゃんに魚座があるくらい。
当時は むしろ、瞬ちゃんと一輝兄さんは、青銅聖闘士のままの方が便利だし強いだろうと考えていましたね。
ネビュラチェーンがあれば防御は完璧ですし、生身の拳がいちばん強い瞬ちゃんに、黄金聖衣なんて 正直 大した意味はないように思えましたから。

というか、瞬ちゃんがチェーンを持っていなかったら、異次元に飛ばされかける氷河を助けてあげられないし、崖から落ちそうになる氷河も助けてあげられないし、氷河と一緒に宙吊りごっこもできないし、氷河のために張り切って「ネビュラチェーン、プルイットアップ、クロスオープン!」もできません。
チェーンのない瞬ちゃんなんて、イチゴの載っていないイチゴショート、リンゴの入っていないアップルパイ、層になっていないミルフィーユ、巻かれていないロールケーキみたいなものです。

私の理想は、青銅聖闘士と黄金聖闘士の兼任でした。
公式行事があると黄金聖衣を身に着けるけど、普段は青銅聖衣のまま。
青銅黄金兼任していることは特に公言してなくて、白銀聖闘士あたりには「青銅聖闘士ごときが!」と侮られ、Ωの青銅聖闘士たちには 親しみやすい先輩程度に思われている。
ところが、ある日、黄金聖衣を身に着けている瞬ちゃんや氷河を見て、白銀聖闘士たち 真っ青、Ωの青銅聖闘士たち びっくり! みたいな展開があったら面白いな〜 と思っていた。
まさか、瞬ちゃんが戦えなくなっているなんて考えてもいなかった。

今回の話は、言ってみれば、あの頃の妄想に、いただいた三題噺のお題を加味してアレンジしたような作品。
おかげさまで(?)、今回は(今回も?)、リクエストしてくださった方が ご期待くださっていたものとはビミョーに何かが違う話になってしまったような気がしてなりません。
ですが、まあ、何とか お題三題は話の中に組み込むことができましたので、とりあえずはセーフということで、ビミョーな点は 寛大なお心でお許しいただけましたら幸いです。

いちごさん、リクエスト、どうもありがとうございました!





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