840000カウント記念小説


840000カウントをGETしてくださったのは、さえさん。


お題は、

『在原業平』



「『伊勢物語』に出てくる人物に置き換えてもいいですし、在原業平のような人物のお話でも、または現代物でも構いません。
『伊勢物語』にあるようなエピソードに係る話でもいいです。
『在原業平』というテーマが、きゃわさんの手にかかったら どんなお話になるのか、読んでみたいと思いました」

──とのことでした。

さえさん、リクエスト、どうもありがとうございました!

というわけで、在原業平話。
平安時代きっての モテ男話でございます。
なーのーでーすーがー。
自慢にはならないので 自慢はしませんが、私は よく知らないのです。在原業平。

今作中に出てまいります、
『名にし負はば いざこと問わむ 都鳥 わが思う人は ありやなしやと』
『世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし』
等の歌が業平の詠んだものだということは知っていましたが、私は何と 百人一首の、
『ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは』
が業平の歌だということを知らなかった!

歌自体は知っていたのです。
落語の『千早振る』で、(間違った)訳が有名なので、忘れようにも忘れられない。
ですが、私は、それが在原業平の詠んだ歌だということを知らなかった。
だって、平安朝随一のプレイボーイ・在原業平が恋の歌じゃないなんて、反則じゃないですか!

で、知らないものは調べるしかありません。
お題をいただいた私は 早速、『業平』で検索してみました。
そうしましたら、検索結果の1ページ目に『業平(なりひら)は、東京都墨田区の地名』と出てくる。
「えっ」と思って、そのページに飛んでみますと、『業平:墨田区の地理的中央部に位置し、押上に隣接』との記述。
「在原業平って、氷河のバーのお隣りさんだったのーっ!?(←いろいろ、日本語が間違っている)」
と、びっくり仰天した次第です。

地図を見ましたら、氷河のバーのご近所には言問橋もあるし、業平橋もある。
これだけ接点が(?)あったら(?)、何とでも こじつけられます。

実は、私は これまでずっと、
「氷河のバーは、なぜ 銀座ではなく押上にあるのだろう?」
と不思議に思っていたのですが、何のことはない、私のキリリク話のためだったんですね!
ありがとう、氷河。
ありがとう、蘭子ママ。
助かりました、岡田先生!

私は いつも、人様のおかげで 自分の人生を生き抜けております。
世界中の ありとあらゆるもの(クールすぎる拙宅の体重計は除く)に感謝!


言うまでもないことですが、今作の業平絡みの云々は、もちろん すべて捏造です。
業平、古典、歴史、そういった方面に造詣の深い方々には、『トンデモナイ!』話になっていると思います。
それもこれも、私が業平を知らないからこそ書くことのできた荒唐無稽話。
史実(というか、各種史料の記述)との矛盾や乖離は華麗に無視し、笑って読み流してやってくださいませ。


さえさん、リクエスト、どうもありがとうございました。
おそらく、今回のキリリク話は、他の誰よりも さえさんにとってトンデモナイ! 話になっていると思いますが、寛大な お心で お許しいただけましたら幸甚に存じます。





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