4時限目





そうして半年。


瞬の通帳には、既に、当初の目的だった入学金の額を超える数字が記載されていた。

それでも氷河の許に通わずにいられない自分自身に、瞬は不審の念を抱き始めていた。

自分の身体が氷河の愛撫を求めていることはわかっている。
それだけのことなのだと割り切ることができていたなら、瞬はさほど悩まずにいられたかもしれない。


だが――。






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