「みんな、どうしてここに……?」
15号は、仲間たちに尋ねたのです。

そうしたら。


「たれたれ氷河さんとたれたれ瞬ちゃんが教えてくれたの」
と、瞬1号。

「15号が寂しそうにしてるから迎えに来てあげて……って」
と、瞬2号。

「だから、迎えに来たんだよ」
と、瞬3号。

「15号がいなくなって、僕たち一生懸命捜したの」
と、瞬4号。

「たれたれ氷河さんとたれたれ瞬ちゃんから連絡を貰った時はうれしくて」
と、瞬5号。

「すぐに飛んできたの」
と、瞬6号。

「でも、ここに来てみたら」
と、瞬7号。

「15号は立派なおうちをもらってるし」
と、瞬8号。

「毎日おいしいケーキも食べ放題で」
と、瞬9号。

「もしかしたら、15号はこのままたれたれさんちにいた方が」
と、瞬10号。

「幸せなのかもしれないって思って」
と、瞬11号。

「15号の幸せのためなら」
と、瞬12号。

「僕たちが寂しいのなんて我慢しなくちゃ…って思ったの」
と、瞬13号。

「だから、僕たち、このまま黙って雪のお城に帰ろうとしてたんだよ」
と、瞬14号。

「お兄さんは許しません〜っっっ !!!!!! 」
と、一輝1〜15号。


そして、最後に、氷河が、
「おまえは、どっちが幸せなんだ?」
と尋ねてきたのです。







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