「しゅ……瞬―っっ !! 」

はっと我に返った俺は、すぐに瞬の後を追いかけた。
歓喜の歌の残響が、俺を嘲笑うかのように遠ざかっていく。

のんきに白目を剥いてる場合じゃない。
俺は、瞬にとんでもない誤解を与えてしまった。
どう考えても、瞬は、俺が瞬以外の誰かに惚れてるんだと思い込んでいる。

一刻も早く誤解を解かなければ、俺の人生は破滅の憂き目を見ることになるだろう。
そんなことになったら、俺はいったいどうすればいいんだ !?
俺の人生は、まだまだ長い(はずな)のにっ!






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